初恋廉愛 N.Ren × J.Yuta

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『ただいま〜』




「おかえりなさい。」






あれ？おにぃの声おかしい…？







『おにぃ風邪引いたの〜？？？』






声がしたリビングのドアを開ける。







『っきゃ』






開けた瞬間人が出てきてぶつかる。






「あっ、ごめんね！？」





『いえ…』







ん？あれ？これ、誰だ…








『えっ、あの、、、誰？』






「Aちゃん、だよね。

俺、神宮寺勇太。宜しくね？」







いや、自己紹介されても…



ここ、私の家…








「あ、玄樹ね、今コンビニ行ってるよ。」





『え、おにぃが？』







てことはおにぃの仕事仲間…？？


私のこと隠してるはずじゃなかったっけ。








『あ、えと、し、少々お待ち下さいっ』








とにかくおにぃの仕事仲間ならもてなさなきゃ。







どうやら飲み物も用意されてないみたいで。









『あの、麦茶飲めますか？』






「あ、うん。飲める、よ？」







麦茶を注いでどうぞ、ってテーブルに置く。







「あ、有難う！

Aちゃん、こっち座りなよ。」





『あ、はい。』








自分の麦茶も用意して目の前に座る。









「Aちゃんは、玄樹とここで二人暮らし？」






『あっ、はい。』






「玄樹、Aちゃんの事ずっと俺にも隠してたから問い詰めちゃったんだ。」








俺にも、ってそんなに仲のいい人なのかな？









「あ、誰にもバラしたりとかしないから、

安心してね」








にこって笑ったその顔はすごく綺麗で、思わず見とれてしまった。






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