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二十四話 希 ページ30

葉子「さっ、きょうはもうご飯にしよう!」

「ちょ、ちょっとまって葉子…その、え?」

葉子「大丈夫大丈夫。ちょっとしたらなれるから!




あ、それとぉ」


葉子はさっきより一段と楽しそうに言葉を続けた。




葉子「私たちの立場から考えると、Aは私に逆らえるわけないよね?

だって私に飼ってもらうってことだから、だからそこの所、ちゃんとわかっててよね!」


純粋無垢な声に恐怖を感じた。


人間ってこんなことを簡単に言えるものなのだろうか。



葉子「実はもうご飯作ってあるの!

だかはいっ、どーぞ!」



そういって何かを運んでくる葉子


なんだろう。


湯気が立ってないということは常温のもの?




「葉子…?そ、それは…?」


葉子「んー?

あ、これ? キャットフードだけど?」



「え?キャットフード?」


葉子「いったじゃん、Aを"飼う"って。

それに私にとって愛するってのは愛玩動物と同じような感覚なのかなぁって。」



「だからって…キャットフードは…」



葉子「ドックフードの方が良かった?」


「そ、そういうわけでわ…せめて人間の食べ物に…」


そう言った時。


バチンと頬を平手打ちされた。


正確にはバチィイって音した。


葉子「いいから早く食えよ。


ほら」




そういって思いっきり口の中に詰め込んできた。

あんまりまずいわけではなかった。




ーー


キャットフードって普通に美味しいよね。

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- とても面白いです!! 続きが気になります! (2022年12月27日 0時) (レス) @page33 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!文才の神か何かですか作者樣、、、?←凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2022年2月9日 1時) (レス) @page33 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんた(プロフ) - 続きが気になる、、、 (2020年1月1日 17時) (レス) id: 861ce0be8f (このIDを非表示/違反報告)
MAX黒城(プロフ) - 千さん» ありがとうございます!頑張ります!!! (2017年5月8日 4時) (レス) id: fa125b920f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 全然大丈夫ですよ!文才は減ってなんていません!むしろ私から見たら増えてるような……。なので、大丈夫、です!続きが気になります!頑張って下さい! (2017年5月8日 4時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MAX黒城 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Konatu060  
作成日時:2017年3月17日 16時

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