十九話 虎 ページ23
｢えっと…はぐれてしまった人はどんな人ですかね…」
鏡花｢中島敦、異能力は月下獸、雰囲気は虎｣
｢分かりました。｣
雰囲気が読み取れる訳では無い。
でも、この子を一人にするのが、ちょっと心配だったのだ。
私が付いていても同じな気がするが…
｢はぐれたと気付いたのはどの当たりですか？」
鏡花｢こっち｣
鏡花ちゃんは私を引っ張って、少し小走りで場所を教えてくれた。
そこについた時に、中島という人はもう既にいなかった。
まぁ、当たり前か。
きっと彼も鏡花ちゃんを探しにどこか行ったんだろう。
結構時間たっているし、どうしようか。
,
｢鏡花ちゃーん」
5mぐらい後ろから
鏡花ちゃんを呼ぶ声がした。
鏡花｢あ！」
それと共に鏡花ちゃんが反応する。
敦｢鏡花ちゃん！探したんだよ……って、Aさん！？！？｣
あからさまに動揺した中島さん。
｢えっと、…久しぶりですね？｣
敦｢お久しぶりですね……その…えっと｣
｢？｣
敦｢お体の方は、もう…大丈夫なんですか？｣
｢えぇ、体の方はもう大丈夫です。」
敦｢えっと……あの……記憶…の方は…｣
｢…まだ、思い出せませんが、大体のことはわかったつもりです」
敦｢そうですか…すいません、変なこと聞いてしまって｣
｢いえ、謝らないでください。気になるのは当然の事ですもの。」
そういって微笑んだ。
｢では、私はこれで…もうはぐれてはいけませんよ」
敦｢はい！ありがとうございました。｣
鏡花｢ありがとう」
きっと2人ともいい人なのだろう。
中島さんが頭を下げる音がした。
ちょっといいことがあったかもしれないと思いながら帰路についた。
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あ - とても面白いです!! 続きが気になります！ (2022年12月27日 0時) (
レス) @page33 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！文才の神か何かですか作者樣、、、?←凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年2月9日 1時) (レス) @page33 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんた(プロフ) - 続きが気になる、、、 (2020年1月1日 17時) (レス) id: 861ce0be8f (このIDを非表示/違反報告)
MAX黒城(プロフ) - 千さん» ありがとうございます！頑張ります！！！ (2017年5月8日 4時) (レス) id: fa125b920f (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 全然大丈夫ですよ！文才は減ってなんていません！むしろ私から見たら増えてるような……。なので、大丈夫、です！続きが気になります！頑張って下さい！ (2017年5月8日 4時) (レス) id: c3a5a30d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAX黒城 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=Konatu060
作成日時：2017年3月17日 16時
