王宮の出来事 : 3 ページ8
.
「お前は、俺たちに怯えてる理由もわかんねぇけどな、言いたいことあるなら言え」
そうズバッと言われて少女は顔を下げて考える。
「無理にとはいっていないよ」
ウィリアムにふわっと手を握られて、その優しいトーンが少女を包む。
だが、口を開こうとするがビクッとまた何かに怯える。
彼女は、一体なにに怯えているのか。
この部屋にいる4人が全員思った。
だが、そんな少女にウィリアムはずっと手を握って心を落ち着かせる。
「大丈夫、怖がることはない
さあ、名前だけでも言えるかい?」
ウィリアムの笑顔に少女は心を落ち着かせた。
そしてウィリアムの問いに少女はウィリアムの目を見る。
『 … 名前、ないです』
.
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞(プロフ) - 更新お願いします!! (2020年4月7日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください!待ってます! (2020年1月25日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ねこメ(プロフ) - 拝見させていただきました!とっても面白くて、続きが気になりました!更新されるのを楽しみに待ってます! (2018年10月9日 23時) (レス) id: 800ef9d66b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱる | 作成日時:2018年8月28日 15時