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殺風景な控室 ページ37

お昼少し前。

仕事から解放されたSUPERJUNIORには束の間の休息。

飛行機までの時間のオフ。


SD「なんかうまいもんでも食いに行くか?」

YS「そうだなぁ。そこまで時間ある訳でもないしな。」


数時間のオフをどう過ごすか。

ワイワイと賑やかに繰り広げられた。


LT「俺はちょっと別行動で。」


帽子を深く被るイトゥク。


HC「どこ行くんだよ?」

LT「ん?Aの所。」


それに一斉に反応する。


YS「A!?」

KH「俺、うまいもんパス。ヒョンと行くよ。」

YS「俺も行くわ。」


一人がそう言い出すとみんなして言い出す。

すっかりAに会いに行く気満々のメンバー。

イトゥクはドンへを振り返る。


LT「だってさ。お前どうする?」


浮かない顔で俯くドンへの肩をウニョクが抱き寄せた。


EH「行くに決まってる!ねっ!?」

DH「………俺は…。」

YS「グタグタ考えたって仕方ないだろ?ほら、行くぞ。」


イェソンに腕を引っ張られる。

結局全員揃ってウォンの運転するワゴンに乗り込むと、Aのいるスタジオに向けて走り出した。

HC「お前…何考えてる?」

LT「何って?」

HC「嫁と話してどうしようってんだよ…。」

LT「Aの気持ちを聞いておきたいだけだよ。」

HC「聞いてどうにかなんのか…?」

LT「どうにも。でも、気持ちが伴わないお節介は不要だろ?」


ヒチョルは鼻を鳴らした。


HC「まぁな。」

LT「そういう事。」


誰が案内する訳でもないのに、自然とやってきたAの控室。

元とは言え日本一だった女優の控室とは思えないほど殺風景だった。


貼ってある名前を再確認する。

間違いない事を確認するとそれぞれが腰を下ろした。


暫くして。


雪「あら、みなさんお揃いだったんですね。」


クスッと笑う雪。


EH「雪さん!」

KH「お久しぶりです。」

雪「いらっしゃいませ。」


雪はすぐに取り囲まれた。


LT「すみません…。Aに会うと言ったら付いて来てしまって…。」

雪「喜びます。」


雪は気づいていた。

自分を取り囲む笑顔の中にドンへがいない事を。


投げられた視線でイトゥクは察する。


LT「来てるんですが……。会いにくいみたいで車に…。」

雪「……そう…。」

LT「やっぱり、呼びましょうか。」


そう言いながら取り出す携帯を雪の手が下げた。

懐かしい顔ぶれ→←凄い女優



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設定タグ:K-POP , SUPERJUNIOR , ドンヘ   
作品ジャンル:恋愛
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りん(プロフ) - 男ドンちゃん頑張ってくださいね〜(*´-`)ヒロインちゃんの心とかして… (2017年4月10日 14時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - (*´-`)ドンちゃん頑張って (2017年4月9日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» 最初のお話からは随分進歩した二人が垣間見えたら嬉しいです。でもまだまだ終わりませんよ(笑 (2017年4月9日 13時) (レス) id: 6cff334935 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ドンちゃんの心とヒロインちゃん二人の成長、ヒロインちゃんは、命をかけてしまうほどにドンちゃんを愛してるのは、確かだね〜(*´-`) (2017年4月9日 10時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» いつもコメントありがとうございます。これから中盤戦に入りますのでお楽しみに^^ (2017年4月9日 9時) (レス) id: 6cff334935 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆちょみん | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/yuchuming/  
作成日時:2017年4月7日 14時

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