ぎこちない会話 ページ10
その翌日。
EH「えっ？それで電話番号渡しちゃったの？」
スタジオのセットの中で呆れた声を出していたウニョク。
セットされた髪を思わずクシャクシャとかいた。
DH「だって…あんまりにも悲しそうだったから…。」
EH「悲しそうだったからって…そんな簡単に電話番号教えちゃう？」
そうだよな…と自分で納得していた。
後から考えると…
不思議だけど…
驚くほど少しも迷わなかったんだ…
EH「まぁ…ドンへらしいっちゃらしいけどさぁ…。」
DH「やっぱりまずかったかな…。」
EH「ハルワンで泣いてたって事は、あそこがドンへに関係してる店だって知ってたんだろ？」
DH「うん……。俺の事知ってたし…。」
EH「サセンだったらどうすんのさ…。」
サセンか…
DH「でも……きっと彼女は違うよ…。」
確信なんかない…
でも…
そう思えたんだ…
駅まで送っていく途中少しだけ会話した。
DH「俺の事知ってるの？」
「えっ…あ、はい…。」
DH「じゃあ、SUPERJUNIORも？」
「…はい…。」
DH「それで来てくれたんだ？」
「…はい…。」
DH「さっきから…はい…しか言ってないよ？」
クスッと笑った。
「あ…すいません…。」
DH「謝らないで。」
ぎこちない会話。
俺が一生懸命話しかけないと…
また泣き出してしまいそうな顔だった…
DH「Aはなんの仕事してるの？」
「……私は……。」
言葉に詰まっているAを見てすぐ察した。
辛かったのは仕事の事なんだろうって。
DH「話したくなければ無理には聞かない。」
「……すいません……。」
DH「もう…。Aは「はい」か謝ってばかりだな。」
「あ……すい……。」
言いかけた口に指を立てた。
DH「今度謝ったら。」
「えっ…。」
DH「怒ってもいい？」
「あ…すい……いえ…あの…その……。」
たじろぐ姿がなんだか可愛くて思わず笑ってしまった。
いつの間にか着いていた駅の入口。
Aは深々頭を下げていた。
「ご迷惑おかけしました……。」
彼女はきっと…
帰ってまた…
一人で泣くんだろうな…
なんとなくそう思って、小さな手をキュッと握った。
DH「A。」
「…はい。」
DH「泣きたくなくても連絡して。」
「……え？」
DH「食事しよう。」
泣き顔が困惑に変わる。
DH「食べたい物考えておいて。」
「あの…。」
DH「それじゃ。気を付けて。連絡待ってるよ。」
ドンヘは笑顔で手を振って背を見せた。
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ゆちょみん(プロフ) - HARUさん» いつもありがとうございます。嬉しいです！少しずつ進展して行く感じを楽しみたかったのですがゆちょみんは毎度こういう展開（笑 (2017年3月8日 17時) (
レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りえさん» 読みに来て下さって嬉しいです。最後までどうかお付き合い下さい。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - いつも拝見させていただいています!!どうなっていくのか本当に楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 4fc073db1c (このIDを非表示/違反報告)
りえ - 切なくて読む度にドキドキして次がどうなっていくのかすごく楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 3ce4f408e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» ちょっと手さぐり過ぎててぐだっててごめんなさい。まあでもお話はゆっくり進行していきますので、じれったくても見守ってて下さいねｗｗ (2017年3月8日 1時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月5日 16時
