頭と心 ページ36
夕方。
ヒチョルとカフェにいたドンへ。
前の撮影が押してずれ込んだ時間を潰していた。
HC「んで？」
DH「何？」
HC「いつ俺に紹介しに来んだよ？」
DH「紹介？」
HC「お前とぼけんのか？女だよ、女。」
DH「あぁ…。」
A…
キミは…
俺の彼女って事で…
いいのかな…？
あの時…
遠慮するように俺の身体を抱きしめ返してくれた腕は…
俺のキスに応えてくれたって事で…
いいのかな…？
HC「何考えてんだよ？」
ニヤッと笑いながら茶化すところを探るようなヒチョル。
DH「ねぇ、ヒョン。」
ドンヘは手にしていたカップを置くと少しだけ身を乗り出すように腕をテーブルに乗せた。
HC「あ？」
DH「俺を見て…本物だって実感出来ないって言われたら…どうすればいい…？」
HC「なんだそれ？」
ドンヘはヒチョルにAが言っていた事を話した。
HC「ふーん。」
DH「俺…そんな事言われると思わなかったからさ…。そんな事言われた事も無かったし…。」
HC「お前の事よっぽど好きなんだな。その女。」
DH「え？」
HC「だってよ、実物が負けるくらい頭の中お前だらけな訳だろ？」
DH「ま…まぁ…そう…なるのかな？」
HC「それって凄くね？どんだけお前を見続けたらそうなんのか俺には理解不能。」
肩をすくめた。
DH「どうしたら…実物の俺を見てくれると思う…？」
HC「そうだなぁ…。」
ヒチョルは考えるように掌にあごを乗せた。
暫くしてハッと何か気づいたような顔をした。
HC「抱いてみろよ。」
DH「えっ！？」
突拍子もない答え。
ドンヘは声を思わず裏返した。
HC「お前も好きなんだろ？」
DH「そうだけど…。」
HC「画面の中は教えてくれねぇからな。」
お前の腕の中までは…
そこで感じるぬくもりや…
肌の感触や…
匂いまでは…
HC「お前をお前だと実感させるにはいいと思うけど？」
指先でドンへの胸をツンツンとつついた。
HC「頭の中がいっぱいなら、ここに教えるしかねぇだろ？」
俯いたドンへの肩をポンと叩く手。
EH「ここにいたの。」
HC「よく分かったな。」
EH「スタジオ行ったら押してるって聞いてさ。」
ドンヘの隣に座るウニョク。
顔を耳元に寄せる。
EH「さっき、Aに会ったよ。」
DH「えっ。」
EH「ドンへ、Aに何言ったの？」
DH「何…って？」
EH「きっと気に入るよ。」
ドンヘは何の話だか分からなくて首を傾げていた。
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ゆちょみん(プロフ) - HARUさん» いつもありがとうございます。嬉しいです！少しずつ進展して行く感じを楽しみたかったのですがゆちょみんは毎度こういう展開（笑 (2017年3月8日 17時) (
レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りえさん» 読みに来て下さって嬉しいです。最後までどうかお付き合い下さい。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - いつも拝見させていただいています!!どうなっていくのか本当に楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 4fc073db1c (このIDを非表示/違反報告)
りえ - 切なくて読む度にドキドキして次がどうなっていくのかすごく楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 3ce4f408e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» ちょっと手さぐり過ぎててぐだっててごめんなさい。まあでもお話はゆっくり進行していきますので、じれったくても見守ってて下さいねｗｗ (2017年3月8日 1時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月5日 16時
