感情 ページ22
SD「そういじめてやるな。そのうち見られるだろ。」
手にしたペットボトルを口に運びながらシンドンはあっけらかんと言った。
HC「ま、そうだな。」
LT「楽しみだ。」
年長者は顔を見合わせて笑っていた。
ポンと叩かれる肩。
EH「ごめん…。ドンへは一緒じゃないのかって聞かれてつい…。」
申し訳なさそうな顔を寄せて小さな声をかけてきたウニョク。
その声に反応もせずボーッとしているドンへ。
肩を揺らした。
EH「ドンへ？」
少しだけ眉間にシワを寄せる顔にもう一度肩を揺らす。
EH「ドンへってば。どうかしたの？」
DH「えっ……あぁ…。」
EH「もしかしてあの後なんかあった…？」
DH「いや……。」
戸惑うような顔が消えないドンへ。
DH「ヒョク…。」
EH「ん…？」
自分でもどんな色をしているか分からないままに投げた視線。
EH「何…？そんな顔して…。」
DH「俺……。」
"もしかしてドンへが堕ちた？"
茶化すように聞かれたウニョクのセリフ。
EH「ドンへ変だよ？」
DH「俺さ……。」
気づけばうるさい鼓動。
やっぱり胸の奥が少しだけ痛い。
なんで…
EH「なんか揉めたの…？だから止めときなって…。」
DH「違うんだ……。」
違うんだよ…
"私の事なんてもう突き放して…"
胸に手を当てた。
"もう二度とバカな夢を見ないように…"
シャツをギュッと握りしめる。
"甘ったれた未来なんか思い描かないように…"
思わずきつく目を閉じた。
EH「ドンへ………もしかして……。」
"待ってます"
そう言って笑っていたAの姿。
EH「……ホントに……堕ちたの…？」
考えないようにすればするほど考える。
戸惑えば戸惑う程思い出す。
息苦しいと思えば思う程、胸が痛んだ。
俺……
堕ちたのかも…
この胸が痛い感じ…
心が熱くなる感じ…
息苦しい程の鼓動の強さも…
次から次へと勝手に思い出そうとする頭の中も…
どうして…
会って間もないのに…
名前くらいしか知らないのに…
どうして…
そう思った瞬間から始まる。
気づいてくれたのかと言わんばかりに膨れ上がっていく感情。
A…
俺は…
HC「おい。ドンへ。その女の写真とか持ってねぇのかよ。」
また茶化し足りなさそうなヒチョル。
返ってこない返事に顔を見合わせた。
何かを悩んでしまったようなドンへを見つめてウニョクは心配そうだった。
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ゆちょみん(プロフ) - HARUさん» いつもありがとうございます。嬉しいです！少しずつ進展して行く感じを楽しみたかったのですがゆちょみんは毎度こういう展開（笑 (2017年3月8日 17時) (
レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りえさん» 読みに来て下さって嬉しいです。最後までどうかお付き合い下さい。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - いつも拝見させていただいています!!どうなっていくのか本当に楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 4fc073db1c (このIDを非表示/違反報告)
りえ - 切なくて読む度にドキドキして次がどうなっていくのかすごく楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 3ce4f408e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» ちょっと手さぐり過ぎててぐだっててごめんなさい。まあでもお話はゆっくり進行していきますので、じれったくても見守ってて下さいねｗｗ (2017年3月8日 1時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月5日 16時
