心に響く言葉 ページ18
慌てて鼻をすすって涙を拭う。
それでもこぼれてしまうもの。
DH「どうしたら……Aは泣かなくて済むかな…。」
ドンヘの困った顔。
「ドンへは……優しいから……。」
DH「え？」
「私は……あなたが好きで好きで……会いたくて……だから……韓国に…。」
DH「そうなの…？」
涙にぬれた顔で小さく頷いた。
「あんなにみっともなく泣いてる時に声かけられて…どうしたの…？なんて……。」
こぼれる度に頬を拭った手の甲がぬれていた。
「私なんか…放っといてくれていいのに…。」
私なんて…
ドンヘに迷惑をかけるだけの存在…
ドンヘの負担になるだけで…
良い事なんか何一つないのに…
ホントは泣きやみたいのに想いを言葉にしたら涙は余計に溢れて止まらない。
ヒックヒックとまるで子供みたいにしゃくりあげる。
「私が見て来たドンへは…いつも笑顔で…優しくて…。だけど…実際会っても優しくて…。」
自分が何を言ってるのかさえ把握出来ない。
「優しくされたら甘えたくなる…すがりたく…なるじゃないですか…。」
いっそ…
立ち直れない程に冷たくされた方が…
ラクだった…
そういうもんなんだって…
現実はそんなものだって…
割り切れたかもしれないのに…
まるで八つ当たり。
ドンヘは困った顔をしていた。
毎回会う度に泣かれて…
これじゃドンへが悪いみたい…
私…
最悪…
DH「A………。」
「私の事なんてもう突き放して下さい……じゃないと…私は…。」
DH「A……。」
「もう二度とバカな夢を見ないように……甘ったれた未来なんか思い描かないように……。」
DH「A。」
ドンヘがAを呼ぶ声など耳に入らない。
AはただAの言いたい事だけをまくしたてた。
グイッと強引に腕を引っ張られる。
言葉を遮るように。
体制を崩すAの身体を、たくましい腕が力強く抱きしめていた。
DH「もう分かった……。分かったよ…。」
それ以上言わなくていいから…
どんなに冷たくしろと言われようが…
突き放せと言われようが…
DH「俺には出来ない…。」
俺の事が好きで好きで…
会いたくて韓国へ…
そんな事を…
たった一人で肩を震わせるようなAに言われて…
それが例え…
ペンとしての言葉だったとしても…
俺には響いた…
この心が…
とても熱くなったから…
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ゆちょみん(プロフ) - HARUさん» いつもありがとうございます。嬉しいです！少しずつ進展して行く感じを楽しみたかったのですがゆちょみんは毎度こういう展開（笑 (2017年3月8日 17時) (
レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りえさん» 読みに来て下さって嬉しいです。最後までどうかお付き合い下さい。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - いつも拝見させていただいています!!どうなっていくのか本当に楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 4fc073db1c (このIDを非表示/違反報告)
りえ - 切なくて読む度にドキドキして次がどうなっていくのかすごく楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 3ce4f408e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» ちょっと手さぐり過ぎててぐだっててごめんなさい。まあでもお話はゆっくり進行していきますので、じれったくても見守ってて下さいねｗｗ (2017年3月8日 1時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月5日 16時
