ペン ページ15
ドンヘとウニョクにくっついて再びやって来たハルワン。
時間も時間だったから人はやっぱりまばら。
ここまでの道のり。
ドンヘは一度も握った手を離さなかった。
DH「兄貴。」
DF「ドンへ、仕事終わったのか？あれ、その子。」
傍らにいるAを見てニッコリ笑った。
「あの……その節は……ホントにすみませんでした…。」
小さく頭を下げる。
DF「いいんだよ。また来てくれて嬉しいよ。」
そう言ってドンへとよく似た笑顔を見せた。
DF「何飲む？俺おごってやるわ。」
EH「マジ！？」
DF「お仕事お疲れさんって事で。」
DH「サンキュー。A、何飲む？」
「えっ…私は自分で…。」
鞄の中に手を突っ込むのをドンへが止める。
DH「兄貴がおごるって言うんだから、素直に甘えて？」
「でも…。」
DH「俺カフェオレ。Aは？」
「じゃあ……私も…同じで…。」
DF「OK。ヒョクは？」
EH「んーそうだなぁ……じゃあ、俺はラテにするわ。」
すぐに出されたカップ。
それぞれ手にして席に座る。
Aが散々泣いていた席に。
ドンヘとAが出会う事になった席に。
EH「それでさ、スーツが小さいのなんのって…。お尻破けるかと思ったわ…。」
DH「破けたらそれはそれで面白かったのに。」
EH「マジかよ……。勘弁してよ…。」
YOUTUBEなんかじゃ見られないオフの更にオフな顔。
楽しそうに会話する笑いの絶えないドンへとウニョクをジッと見ていた。
この二人…
ホントに仲良しなんだな…
ドンヘがいるだけでも現実味が無いのにウニョクまでいると更に画面の中の世界。
自然とほころばせた顔。
それを見たドンへ。
DH「楽しい？こんな話聞いてて。」
「はい。」
EH「俺とドンへの事知ってるって事はペンかな？」
「はい。一応…。」
飽きる程見た…
色んな物を毎日本当にたくさん…
その度にたくさん幸せを貰って…
笑顔を貰った…
DH「一応って何？」
苦笑いのドンへ。
Aは少し困った顔をした。
「見てるだけって言うか……その…追っかけでは無くて…えっと…中途半端ですよね…。」
きょとんとした顔を見合わせた。
EH「中途半端とかないよ。俺たちの事好きで応援してくれてるんでしょ？」
「はいっ！それはもちろん！」
EH「だったら充分ペンだね。」
DH「うん。好きでいてくれてるって事だけで嬉しいんだよ？」
ドンヘの大きな手がAの頭を撫でた。
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ゆちょみん(プロフ) - HARUさん» いつもありがとうございます。嬉しいです！少しずつ進展して行く感じを楽しみたかったのですがゆちょみんは毎度こういう展開（笑 (2017年3月8日 17時) (
レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りえさん» 読みに来て下さって嬉しいです。最後までどうかお付き合い下さい。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: ffdc0a5660 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - いつも拝見させていただいています!!どうなっていくのか本当に楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 4fc073db1c (このIDを非表示/違反報告)
りえ - 切なくて読む度にドキドキして次がどうなっていくのかすごく楽しみです。 (2017年3月8日 8時) (レス) id: 3ce4f408e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» ちょっと手さぐり過ぎててぐだっててごめんなさい。まあでもお話はゆっくり進行していきますので、じれったくても見守ってて下さいねｗｗ (2017年3月8日 1時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月5日 16時
