次の約束 ページ13
一方。
ヘヨンの押しに負けて結局映画まで見たドンへ。
少し疲れた顔で運転席に居た。
HY「あー楽しかった！ね？」
DH「……ん…。」
HY「もう…なんでさっきからずっとそんな返事なの？」
DH「え…あ……ごめん…。」
ヘヨンのマンションの前に付けた車。
HY「ありがと。送ってくれて。」
DH「うん……。」
ヘヨンはジッとドンへを見つめる。
HY「ドンへ…。」
DH「ん？」
HY「次……いつ会ってくれる…？」
DH「え………。」
シートベルトを外して髪が揺れれば甘い匂いが漂った。
HY「また会いたいの…。」
DH「ヘヨン……俺は…。」
HY「私……後悔してるんだよ…。どうしてあの時…ドンへと結婚…考えなかったんだろうって…。」
DH「それは…。」
ハンドルに乗ってるドンへの手を握った。
HY「うち…寄っていかない…？」
DH「……ごめん……疲れたから…帰るよ…。」
HY「そう……。」
寂しそうに目を伏せるヘヨン。
HY「じゃあ……また連絡してくれる…？」
DH「……ん…。」
気丈に笑顔を取り繕った。
そっと身体を寄せて顔を近づける。
甘い匂いをたっぷり含んで、ドンヘの唇に重ねたキス。
HY「連絡待ってる…。」
ゆっくり降りていくヘヨンは手を振って中に消えた。
運転席に一人になったドンへ。
思わず撫でた唇。
ヘヨンの残していった甘い匂い。
本来ヘヨンの匂いなのに、思い切りAを思い出させた。
ギアをドライブに入れて走り出す。
自宅では無くてAのマンションに向けて。
EH「あーお腹いっぱい。」
「そうですね。」
クスッと笑う。
EH「やっと笑ったね。」
「えっ…。」
EH「今日初笑顔かも。」
「そ…そんな事ないですよ…。」
困った顔が可愛くてウニョクはクスクス笑っていた。
近づいてくる車のエンジン音。
マンションのロビーの前の二人を照らすライトが眩しくて手をかざした。
EH「なんだよ…。」
すぐに切られたライト。
エンジン音が止まって扉が開く。
なんだ…
随分早かったね…
ウニョクは気づいていた車の持ち主が誰か。
ゆっくり開く扉。
運転席から降りてきたのはドンへ。
その傍らにはもうヘヨンを連れていなかった。
ウニョクはAと視線を合わせると小さく笑う。
EH「何しに来たの？」
さっきの延長線上みたいな声を出した。
Aを自分の背中に隠すように引っ張って。
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姫稀(プロフ) - 初めまして。ヒロインめっちゃ可愛いです。ドンへ〜ヒロインを笑顔にしてあげて〜！そして出てきた時から嫌いだったヘヨン←酷いかもだけど第一印象から嫌いだった(笑)お願いだから邪魔しないで〜と泣きながら読ませて頂きました。続き楽しみに待ってますね♪ (2018年9月21日 5時) (携帯から) (
レス) id: 674af9cd90 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 続きが気になります！！(><) 個人的にこのお話一番好きです！！続き書いてほしいです！！ (2018年1月15日 0時) (レス) id: 60e783d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちょみん(プロフ) - りんさん» もーどん詰まり（笑 ガタガタな展開お許しを！ (2017年3月9日 22時) (レス) id: 2956dc90c7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 2人の気持ち繋がってる(TT) (2017年3月9日 20時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あードンちゃん大丈夫じゃないね、元カノのことまた好きになるよね…(TT)ヒョクチェヒロインちゃんを… (2017年3月9日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちょみん
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuchuming
作成日時：2017年3月9日 0時
