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「じゃあ、明日また来るね。仕事帰りに」
『えっ、明日も来てくれるんっ、待ってるなぁ』
濱ちゃんに手を振って、夕方四時半、病院を出た。
病院への通り道には絶対お花屋さんを通るから、ちょっと好奇心でお花屋さんを覗いてみると、
「…、また寝てるよ」
今度はカウンターに深く突っ伏して小さないびきを立てて寝てる。
寝てるだけでお金がもらえるって、幸せな仕事だな。
「…ん、らっしゃっせぇ……、ぁ、」
「……あ、えっと、こんにちは」
「…何しに来たん、」
「たまたま通りかかったんです」
「ん、はよ帰って」
私を適当にあしらって、またカウンターに突っ伏して寝る姿勢に入るこたきくん。
こんな人に、仕事は務まらないと思うのは、私だけ?
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作者名:にお | 作成日時:2020年6月9日 0時