悪女は悪女を潰す【悪女主】 ２

真実 ページ43

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二「でも？まぁとりあえず青根も見たって言ってるわけだし？やっぱり宮は...」



二口くんの言葉を手で制して遮ったのは青根くん。



青「...ちがう。」




二「は？なんだよ、お前も黒木先パイが泣いてたの見たっつっただろ。何が違うんだよ。」




青「...見た。でも、それだけじゃない。ドリンクを作るのを、見た。...ずっと、毎日。」




「え...」



またわたしを捉える彼の瞳。



それは...



「わたし？」



青「...そう。」




二「は、なんだよ、それ。ウソだろ？」



青「ウソじゃない。全部、本当。」




青根くんの一言で全員が真実を悟った様だった。



そして二口くんの過去の話を聞いて、何かに気付いたような、思い出したような表情をした美苑はわたしの顔をゆっくりと見て、ハッとしたような顔に変わった。




わたしのこと、今更思い出したの？


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