『完璧になる』。そう、約束したのにね‥‥【吹雪】 (ページ2)

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母「はい起きて起きてー！

今日は第２回戦でしょ！！」

士郎「ん～‥‥おはよぅ母さん‥‥」

母「ほらアツヤも！」

アツヤ「まだ眠い～‥‥」

士郎「アツヤ、起きないと試合出れないよ」

ガバッ

アツヤ「試合出る～‥‥」

父「さあ、支度をして行こう！」

士郎「はーい＾＾」

アツヤ「はぁい…」

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アツヤ「礼文！こっちにパスだ！」

礼文「はいっ！」

アツヤ「おっしゃ！お、らァ！！」

ＧＫ「くっ…！」

バシュッ

ピーッ！

アツヤ「よっしゃあッッ！」

士郎「技なしでいけたね！」

アツヤ「あぁ！まだまだ入れてやる！」

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【８－２】

士郎「やったぁ、勝ったよアツヤ！」

アツヤ「当たり前だろ！俺が出たんだから」

母「二人とも頑張ったわね！さ、帰りましょう」

二人「はーい！」

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士郎「でさぁ、その時アツヤがねｗ」

アツヤ「に、兄ちゃん！///その話はもうっ///」

父「ここで二人に問題！

次の試合は何処のチームと戦うでしょう！ｗ」

士郎「えーと、確か‥‥」

アツヤ「アレだよ兄ちゃん！…えーと‥太陽‥‥」

士郎「分かった！」

アツヤ「俺も！」

二人「お日様園の子！」

父「正解！

彼らは施設の子共なんだ。
優しくしてあげるんだよ？」

二人「うん！」

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ガシャァン‼

アツヤ「あっ！」

士郎「あっ」

アツヤ「に、兄ちゃんが俺のおもちゃ壊したぁっ」

士郎「ごめんアツヤ。でもこんな所に置いてたらさ‥‥」

アツヤ「兄ちゃんバカ！」

士郎「アツヤ、それは酷いよっ…」

アツヤ「兄ちゃんなんか大嫌いだ！」

士郎「！アツヤだってっこの前僕のお菓子勝手に食べただろ！」

アツヤ「あんなのすぐ買えるじゃん！でもこれはこの前行った遠い店でしか売ってないんだよ！」

士郎「でも僕だってっ…」

アツヤ「うるさい！士郎のバカ！」

士郎「あ、アツヤッ！！」

バタンッ

士郎「う、わああああんっ！」

母「どうしたの士郎！？」

士郎「だってアツヤがバカってぇ！」

母「‥‥アツヤは？」

士郎「出てった」

母「‥‥はぁ。

士郎？貴方はお兄ちゃんでしょ？
歳が変わらなくても、誕生日が同じでもお兄ちゃんなのよ？
アツヤは貴方のたった一人の弟なの。

だから大切にしてあげなさい」

士郎「母さん‥‥」

母「アツヤならきっと近くの公園にいるはずよ」

士郎「僕、行ってくる！」

バタンッ

母「＾＾」

父「どうしたんだい？」

母「いいえ、なんにも‥‥」