山下(妻)は忙しい。

【ラジオ】 ページ8

〜健二郎side〜









いつも冷たく毒を吐きまくる妻やけど、俺が惚れるにはたくさんの理由がある。

今日はその1つを教えたるわ。



あいつはな、どんなに忙しかったり疲れていても、金曜の深夜の俺のラジオを必ず聞いてくれるんや。

優しいやろ？



どんなに疲れててもやで？

朝の4時出勤の日とかでもかかさず。

これを3年とちょっと、毎週かかさない。




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健「ただいま〜、、、」

ラジオの生放送を終え、家に帰った。

Aは、朝早くから働いてたと思うからきっと寝てるし、静かに家に入ってく。

いつも思うんやけど、俺強盗っぽい？



リビングの方に行くと、サランラップがしてあるご飯が置いてある。

ちゃんと手料理やで。


その横に手紙が置いてある。


[健二郎へ。

今日もお疲れ様。

ラジオはいつも通り面白かったよ！

本当にお疲れ様です。


でも疲労が声にでてたから休めるときに休んでね。

無理しすぎは結局ファンの子を悲しませちゃうからダメだよ。

本当は私がずっとそばにいて支えたいけど、私も仕事をしているし、健二郎も特殊なお仕事だから、、、


今日のご飯は、いつも以上にバランスを考えてあります。(ラジオ前に作ったから、たまたまだけど。)

しっかり食べて下さい。

おやすみ。

愛しています。

A]



毎週の楽しみなんや、この手紙。

デレてくれるていうか、素のA的なやつや！

絶対にダメ出しはしないし、声だけで俺の体調とか気付いてくれるし、凄いよなA。

あっ、ちなみにだけどな、この手紙は全部取ってあるんやで〜

俺の秘密の引き出しにな〜(笑)



この後、しっかりご飯を食べてベットでスヤスヤと眠るAの横に入り、ほっぺにキスして、俺も眠りにつきました。

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