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まよい ページ7

たいいくが終わって、みんな教室に戻ってきた。
……左のチームの勝ち。私も頑張ったんだけど……でも、楽しかった。

転校してきて、初めてのたいいく。楽しかった!


だけど……


「おやまさん、どうしたの?つかれちゃった?」

「ううん、そうじゃないの……」

教室に戻ってから、おやまさんは暗い顔をしてる。
つかれてるわけじゃないなら、どうしたんだろう?

なんだかこれ以上聞いちゃいけない気がして、聞けなかった。

でも、その日のひるやすみに、私はおやまさんに呼ばれた。
廊下で、あんまりほかの人に、話を聞かれなさそうなしずかなところ……。


「あのね、あかつきさん……あかつきさんは、何でまほうしょうじょをつづけてるの?」

「えっ……?」

魔法少女をつづけてるりゆう……
おやまさんにしつもんされるとは思わなかったけど、私は答えた。

「ブラックホールから、みんなをまもりたい……から」

「まもりたい……」

私は、話した。
ブラックホールに悪さをさせないために、私がやらなきゃいけない。
戦うのは怖いけど、それでも続けるんだって。


「わたしは……」

「お、おやまさん?」

私の話を聞いて、おやまさんはまた暗い顔をしてしまった。
何かへんなこと言っちゃった……そうじゃ、ないみたい。


「キャシーに言われたの。からだがよくなったんだから、
このままたたかうのをやめてもいいって。今日ドッジボールして、たのしかった!
だから、まよってる……」

「おやまさん……」

ドッジボールの時間……おやまさんは、すっごく楽しそうにやってた。
投げるのも、よけるのも、当たっちゃったときも。
元気になって、いっぱい動けるようになって……

そう思ったら、おやまさんの気持ちが、わかる気がしてきた。

だからそこでは、もう何も言えなくて、ひるやすみに戻ることになった。

おおきなやみ→←*いい夢を求めて*



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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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浦賀エル(プロフ) - こんにちは。続きが楽しみです!小学生らしい言葉遣いで凄いと思いました! (2018年11月25日 15時) (レス) id: 6af7b74843 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ、別アカ2(しくじって消えてました)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年11月5日 17時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年11月3日 18時

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