そううまくはいかず…… ページ44
「ん……」
目をあけてうつったのは、てんじょう。
まっしろなてんじょう。
ここは……ほけんしつ?
私はベッドの上にいて、よこになってた。
なんで、ほけんしつでねてるんだろ……。
「あら、起きた?」
ちかくには、ほけんしつのせんせい……
よしかわせんせいがすわってた。いつもみたいに、おしごとしてたのかな。
「一応、冷やしておいたけど、悪化するかもしれないから、病院に行ってね」
「あっ……いたい……」
あたまの後ろの方には、つめたいのがはってある。
そこがなんだか、ズキズキする。いたい。
「もう……遊ぶのはいいけど、無茶な動きはしないで」
そうだ、思い出した。
私は、大なわであそんでて……私のばんでとぼうとしたとき、
やりたいと思ったんだ。へんしんしてる時みたいに、とびたいって。
だから、同じようにからだをうごかして……気が付いたら、こうなってた。
「バク転しようとするなんて……
尾山さんに、立花さんだっけ?心配してたわよ」
「あ……」
ふたりに、しんぱいかけちゃった。
早くもどって、あんしんさせてあげなきゃ。
「わたし、もどり……」
そう思って私は、ベッドからおりた。
「ます……あうっ!……いたい」
そのしゅんかん、いたいところがもっといたくて、
立っていられなくなっちゃった。
もう一回、ベッドにもどる……。
「……もう少し、休まなきゃね」
「はぁ……」
いたみがよくなったころには、もうげこうじかんだった。
8人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浦賀エル(プロフ) - こんにちは。続きが楽しみです!小学生らしい言葉遣いで凄いと思いました! (2018年11月25日 15時) (レス) id: 6af7b74843 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ、別アカ2(しくじって消えてました)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年11月5日 17時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きせ | 作成日時:2018年11月3日 18時