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まどぎわのおんなのこ ページ40

「よーし、きょうのサッカーでまけたら、おれまいにちしゅくだいやってくるよ!」

「しょーきか!?それ、しぼうふらぐって言うんだぞ!ぜったいまけるぞ!」

昼休みの時間。
給食が終わったら、みんなえがおになる時間。

またおべんきょうがはじまるまでの……ちょっと長い、きゅうけいの時間。

そとに遊びに行ったり、きょうしつでおしゃべりしたり、
みんながそれぞれ、いろんなことをしてる。

「あかつきさん、わたしたちも……そと、行かない?」

「うん、いいよ!あ、ほかの子もさそったら、もっとたのしいかな……」

わたしとあかつきさんも、やることをすませて、そとに出ようとしてる。
あかつきさんは、ほかの女の子をさそうために、いったん私からはなれた。

……はぁ。

あかつきさんがはなれたあと、私はこころの中で、おおきなためいきをひとつ。
まだ、アレを見せる時間じゃないのに、今からきんちょうしてきちゃう……。


「ん……なんだろ?」

きょうしつのすみっこで、まどぎわにつくえをくっつけてる子がいた。

「あの子は、たしか……」
女の子だ……なまえも、知ってる。
なんだろ?なにか、かいてるのかな?


すっごくシンケンなかんじだけど、ちょっと気になる。


あかつきさん、まだもどってこないし、ちょっと話しかけてみようかな……。


「―――たちばなさん」

「わっ!……あ、おやまさん。びっくりした……」

たちばな えま(立花 絵麻)さん。
わたしの声におどろいちゃったのか、びくってして何かをかいてる手をとめちゃった。


「ご、ごめん!おどろかせちゃって……」

「ううん、いいの。だいじょうぶだよ」

あやまったけど、たちばなさんはそこまで気にしてないみたい。

「たちばなさん……お話しするのは、たぶんはじめてだよね。
おえかき、なにをかいてたの?」

今まで私は、昼休みはいつもほけんしつで休んでて、
クラスメイトがなにをしてるかなんて、あんまり知らなかった。

だから、たちばなさんが何をかいてるかが、とってもきょうみある。


「……そと」

「え?そと?」

たちばなさんは、まどをゆびさして、言った。
そと……って。


「ここから、みんながあそんでるの見てるの、すきなの」

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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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浦賀エル(プロフ) - こんにちは。続きが楽しみです!小学生らしい言葉遣いで凄いと思いました! (2018年11月25日 15時) (レス) id: 6af7b74843 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ、別アカ2(しくじって消えてました)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年11月5日 17時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年11月3日 18時

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