えらばれたようせいと…… ページ37
「……ドッグマ、どういう事なのか、説明できるラビ?」
「いいや、俺にもわからないワン」
じぶんのへやで、わたしたちはカードをパクトからとりだして、ひろげた。
わたしのじゃなくて……ドッグマのカード。
だけど、ちょっとへんなの。
「さっきつかった、フレイムカードと……あと、いちまいしかないよ?」
ラビックがいったとおり……フィニッシュのカードだけが、ない。
だから、ひっさつわざを使うにはラビックのちからで……って。
「ラビックは、選ばれた妖精ワン。それが関係してるワフ……?」
「パクトに選ばれた妖精……フィニッシュのカードは、そこかもしれないラビ。でも……」
「ラビックだけじゃなく、キャシーにも同じ枚数。同じカード……
キャシーは、何でパクトを持ってるワフ?」
「本来、パクトはピンクの物一つだけだったラビ。けどキャシーは、青いパクトを
拾ったって言ってたラビ」
「拾った……そのパクト、本当にそれだけワン?」
「キャシーに聞いたのはそこだけラビ。でも、やっぱり不可解ラビ」
「え、あの、あの……?」
ようせいさんたちが話してることに、あんまりついていけない。
むずかしい……目がまわっちゃいそう。
「とあ、一応まとめると、このパクトは妖精の世界に伝わる大変大事なアイテムラビ。
きちんと選ばれた妖精でないと、魔法少女に変身させることは出来ないラビ」
「う、うん」
……じゃあ、ラビックは、えらばれたようせいさんなんだ。
「本当は、ラビックのつき妖精として、キャシーは人間界に行くはずだった。
パクトも持ってないワン。……だけど、変身できるだけの力を、なぜか持っているワフ」
「それで、おやまさんがへんしん出来て……」
あのときは、ほんとにびっくりした……
あぶないところ、たすけてもらったし。
「……俺が急に目覚めて、人間界で助けてもらった。
聞けば、他に妖精がいるワン?本来の言い伝えから、どんどん外れて、どうなってるワフ……」
8人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浦賀エル(プロフ) - こんにちは。続きが楽しみです!小学生らしい言葉遣いで凄いと思いました! (2018年11月25日 15時) (レス) id: 6af7b74843 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ、別アカ2(しくじって消えてました)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年11月5日 17時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きせ | 作成日時:2018年11月3日 18時