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そして…… ページ23

「せんせー、さようなら!」

「はい、気を付けて帰ってね」

放課後……

チャイムがなって、せんせいの話もおわって、いつもどおりの帰る時間。
なんだけど……。


「やっとおわったぁ……はぁ」

私の隣であかつきさんは、ちいさくため息をついてる。
どうしたんだろう?今日一日、ずっとこんな感じだ。

ゆうれいの話があってから、なんだか……


「……あかつきさん、だいじょうぶ?」
そんなあかつきさんが心配で、私は声をかけてみた。

「あ……ごめんね。ゆうれいのことで、ずっとモヤモヤしてて……」

やっぱりだった。あかつきさん、
ずっと考えてたんだ……ゆうれいのこと。


「ラビックたちなら、なにか知ってるんだよね?
じゃあ、早くがっこうでて、お話ししよ?」

「うん……」

ようせいさんたちなら、何か知ってる。
話を聞いて、あんしんして、あかつきさんに笑ってほしい……

……あれ?なんでこんなに、気にしちゃうんだろう。




―――今日のおべんきょうは、あんまり集中できなかったな。
朝から二回も、ゆうれいのことを聞いて……

ラビックに聞けるのは、学校が終わってからだし、それがとっても待ちどおしくて、
気になって仕方なかった。


「……それで、ラビックはどうおもうの?」

「ラビ……」


そして今、おやまさんといっしょに帰ってる。
ようやく……気になってることを聞けるのかな?


「キャシーも、何か知ってるんでしょ?」

「本当は……あり得ないことニャ……でも、話すニャ」

ラビックとキャシーは、おたがい顔を見て、しんこきゅうをした。
……そんなに、すごいはなし?


「朝から何度か聞こえてくる、ゆうれいの話。それは……」

「キャシーたちの、な―――」


「まって!……あれ、もしかして……」


ようせいさんたちが、はなしを始めたその時、おやまさんが止めた。

だいじなはなしのとちゅうなのに……って思ったけど、
おやまさんが指さすほうを見たら、そんなのふきとんじゃった。


「え、あれが……ゆうれい?」

ひかりながら、ふわふわってしてる、とうめいなどうぶつ……。
それは、いぬみたいないきものだった……。

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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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浦賀エル(プロフ) - こんにちは。続きが楽しみです!小学生らしい言葉遣いで凄いと思いました! (2018年11月25日 15時) (レス) id: 6af7b74843 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ、別アカ2(しくじって消えてました)(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年11月5日 17時) (レス) id: 7cb8798e17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年11月3日 18時

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