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おわったあとで ページ48

その日は、学校のみんなが早く帰ることになった。
あやの先生に聞いたけど、学校にあらわれた大きなお化けのことで、先生たちが忙しいみたい。

「……おばけやっつけたの、わたしたちなのになぁ」

「とあよりゆなの方が頑張ってたラビ」

「えー、……まあ、そうだけど」

私は、あかつきさんと一緒に帰っていた。
あかつきさんの腕の中には、ラビックが抱えられていて、お喋りをしているみたい。


「ゆな、今日は戦ってくれてありがとうニャ!」
「そんな、わたしはただ……」

自分も、キャシーを腕に抱えながら歩いてる。
ラビックいわく、「人目が少ないから、こうしてても問題ないラビ」ってことで。
ランドセルに入れられるより、変身が早いから……だって。


「……キャシー、そろそろ説明するラビ。ゆなは、何で変身出来たラビ?」
「もう、しょうがないニャ。言うニャ言うニャ」

そっか。あかつきさんとラビックは、まだ知らなかったんだ……。
キャシーは、わたしとのやりとりだったり、あの時あったことを話した。


「……ゆめの、ちから」
「パクトがもう一個あったのも、信じられないラビ」

二人とも、すっごく驚いた顔をしてる。
私も、変身出来たのはびっくりだけど。


「青色のパクトは、妖精の世界を出る時、偶然拾ったものニャ。
なかなか言い出す機会がなくて……」

「人間の世界には、報連相という言葉があるラビ。大事なことはすぐ言うラビ」

「ホウ・レン・ソウ?……って、どういういみなんだろ?」


ほうれんそう……やさいの話じゃないのは、キャシーの顔を見るとなんとなくわかった。
でも、何を言ってるのかはまだ難しかった。


「……おやまさん。なんだか、すっごくげんきだね」

「えっ……?」

あかつきさんに言われて、私ははじめて気づいた。
……体が、とっても軽くなっていることに。

かえりみちでひとりへって→←わるいゆめだったけど



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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

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