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はんてんこうせい ページ17

「あらあら、お友達?倒れちゃったわよ……?」

優奈が倒れ、焦る兎愛。
その様子を見て、女性は嫌味混じりに言う。


「ど、どうしよう。このままじゃ、おやまさんもようせいさんも……」

時間を掛ければ、優奈の身体が危ない。
だが、目の前の敵をどうにかしなければ、妖精も助けられない。


「きみ!アイツをどうにかするには、きみ自身がイメージする必要があるラビ!」
「え……?」
考えつかなくなったその時、兎愛の中から、ラビックが話しかけてくる。

「さっきは、守ろうとしてたから魔力で攻撃を防いだラビ。じゃあ、今度は……」
「あ、こうげき……」

攻撃。
兎愛でも思いつく、単純な答えだった。
兎愛はイメージする。どんな攻撃なら、相手を止められるかを

「えっと、えっと……そうだ!」
そして、一つの結論にたどり着く。


「こんどは、こっちのばんだよ!」

高らかに言った兎愛は、軽いリズムで女性の方へ駆け出す。

「子供の攻撃方法なんて、たかが知れて……え?」

爪を構え、カウンターの態勢をとる女性。
しかし、一瞬のうちに、兎愛は目の前から消えた。

「ど、どこよ?」

駆け出していたはず。周りに隠れる場所もない。
じゃあ、目の前の少女はどこに消えた?

困惑する女性。
だが、その答えはすぐに見つかった。


「―――こっち!」

「な……!?」

兎愛は、完全な視界の外……
空高く飛んでいたのだ。


「うさぎさんのかっこうだったから、高くとべると思って……えい!」
そのまま足を構え、落下と共に鋭い蹴りを女性にお見舞いする。


「な、こんなの、反則よ……ぐあっ!」
真上から思いっきり蹴られた女性は、なす術もなく倒れこんだ。

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設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

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