検索窓
今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:12,179 hit

ゆめのしゅごしゃ ページ15

「ど、ドリームガーディアン?なんだか知らないけど、これ以上邪魔されると迷惑だわ」

神的で、威圧感すら感じる目の前の少女に、
女性の怒りと焦りはマックスになる。

そして、先程と同じく宝石を持つ。
だが、今度はそれを自分の胸に当てた―――




「え、なにそれ!」
「おねえさん……じゃない!オバケだよ……」

そこから起きた変化に、兎愛も優奈も驚きを隠せない。
それどころか、少し引いている部分もある。

「フフフ……アタシの本当の姿。奇麗でしょ」
女性は、瓜二つでもない恐怖に満ちた化け物に姿を変えた。
それが本人だとわかるのは、声だけが変化してないからだろう。


「……ダァァァァ!」

子供だが、普通の人間じゃない。だから加減しなくてもいい。
化け物の姿をした女性は、自身の持つ鋭利な爪を兎愛に振り下ろす。


自分に向かってくるものに、兎愛は恐怖する。
が、その時だった。手に、覚えのある感覚があった。


「今の君なら、軽々と受け止められるラビ!」
「う、うん……!」

自分に感じる力、妖精の言葉。
二つを信じた兎愛は、とっさに両手を十字型にした。


ガキンッ!


「……は?え、何でよ!?」

女性は、一瞬訳が分からなかった。
子供くらい一瞬で引き裂ける……そう確信していた


「……ほんとだ、ゼンゼンいたくない」

「あかつきさん、すごい!」

しかし、金属がぶつかるような音と共に、
自分の攻撃が防がれていたのだ。

目の前の少女は、拍子抜けした表情で、しっかりと立っている。


「すごいよ、ようせいさん……今、すっごい力がわたしの手に……」
「それが、ドリームガーディアンの魔法の力ラビ!」

「まほう……」


兎愛は、今日学校であったことを思い出そうとする。
同じような力を、感じたはずだと。


「……そうだ、あのとき―――」

「今度こそッ……!」

”その時”を思い出した瞬間、女性はさらに攻撃を加えてきた。

ぼうせんいっぽう→←まほうしょうじょのすがた



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:魔法少女 , 小学生 , 市販書き(一時創作)   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きせ(プロフ) - やっぱり物足りないですよね。正直な感想、ありがとうございます (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
きせ(プロフ) - かなみさん 三部以降で、頑張って改善して行っているつもりなので、これからも応援よろしくお願いします! (2019年1月15日 22時) (レス) id: d21ca2596b (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 描写が少し物足りなくて、面白いのに勿体ないと思いました。 (2019年1月14日 10時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
花杜あみり@元花村すみれ(プロフ) - Twitterのフォローありがとう!最近バイトが忙しいけど、暇な時間に読んでみたい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: bb468dc0cb (このIDを非表示/違反報告)
せいろん(プロフ) - どんな展開か楽しみにして読んでます(*^^*)がんばってくださいね! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 795d0599c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きせ | 作成日時:2018年8月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。