五条先生がする〇〇個のいたずら【五条悟】

相談 ページ27

「ななみぃ〜〜……僕どうしよ〜〜」




僕の隣でお酒を飲んでいる七海の肩に手を回す


七海は心底嫌そうな顔をした




「あなたのそれ烏龍茶でしょう？それで酔ってるんですか？」


「僕さぁ、ほんと、真面目に好きなんだよ……」


「聞いてませんね」





たまたま入った居酒屋


七海が飲んでいたから無理矢理隣の席に座った





「……はぁ〜………七海は恋してる？」


「しません」


「ええ、何で？」


「何でもです。…というか、犯罪ですよね」




僕の携帯の待ち受けにしてるAの写真を、ちらりと横目で見て七海は言った


犯罪って、まだ何もしてないのに。




「愛しあってたらいいの！」


「んなわけないでしょ」


「相変わらずお固いねぇ」




ふぅ、と溜め息をついてお茶をぐびっと飲んだ。
　

待ち受けに視線を落とす


野薔薇から貰ったAの写真


なんかガン飛ばしてるけどかわいい




「………手出したんですか？」


「はあ！？」





にやにやしている僕を見て七海が言った


なんてこと言うんだ！




「出すわけないでしょ今は」


「今は…？」


「あ」




…失言だ。


七海は犯罪者を見るような目で僕を見た


心なしか七海が離れた気がする




「私に迷惑かけないでくださいよ」


「やだなぁ。僕って信頼ないね〜」




ケラケラ笑って、ふと外を見た。扉の外には二つの姿


女子高生と男子高生。


一つは見知った顔だ




「……嘘だろ……」




Aが男と歩いている

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