電話�� ページ14
プルルルルル、と電話が鳴る
表示されてるのは愛しい彼女の名前
『もしも〜し、伏黒〜聞いてよ』
…彼女が呼ぶのは僕の名前じゃないけど。
僕に話しかける時とは違う声。
僕の近くには疲れてへろへろになっている恵がいた
稽古を終わる代わりにスマホをかしてもらう約束で。
「もしもし？毎日仲良しだねえ」
ドタッ、と電話越しに音がした。何かから落ちたのだろうか。
『ご、ごごごごご五条先生！？え、なんで、これ伏黒のだよね』
「は〜い五条先生でーす。恵がスマホ落としてたら届けようとしたら電話かかってきたからとっちゃった」
「嘘つけ」
後ろで恵が呟くが聴こえないふりをした。
『えーーーと、じゃあ私はこれで』
「相談って？」
『えっ』
「恵に毎日してるんでしょ」
『…べつに毎日ってわけじゃ』
「………そっか〜。僕には言えないか、悲しいなあ。僕の番号も着信拒否するしね〜」
『うっ、それは…』
「…何の相談？僕でよければのるよ」
『…………先生には言えません』
「恵には言えるのに？」
僕がそう言うと、Aは少し黙った。
『………なに、先生。嫉妬？』
「えっ、僕が？嫉妬？ははっ、ないない有り得ない」
『…冗談ですよ。失礼します』
ツー、ツー、と通話が終了したことを告げる音が響く
はぁ〜、とため息をついてしゃがみ込んだ
「…あんたも相当不器用ですね」
「うるさい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1518人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ - 執筆お疲れ様でした！本当に大好きな作品で、何度も読み返させて頂いてます..！もう執筆活動はされない感じですかね...😭ととこさんの書く文章が本当に大好きなので寂しいです。もしまた機会があればもう一度お目にかかりたいです..！どうかお体に気をつけて下さい！ (2023年4月4日 22時) (
レス) id: 141a8a60c5 (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 完結おめでとうございます....!最高でした😭 (2022年5月10日 12時) (レス) @page50 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
空木* - 完結おめでとうございます！前作の方を読んでいて、続編を必死に探したところ漸く見つかって歓喜しています、、素晴らしい作品をありがとうございました！！ (2022年3月23日 16時) (レス) @page50 id: 4d0bb8efc1 (このIDを非表示/違反報告)
ととこ(プロフ) - 雪さん» 雪さん。コメントありがとうございます！雪さんのコメントに励まされて書き進めることができました…！櫻井さんの声素敵ですよね〜私はおそ松でハマりました(笑)好きになるキャラは尽くcv櫻井さんです(笑)他の作品も宜しければぜひ！！ (2022年3月9日 23時) (レス) id: e28f50cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ととこ(プロフ) - ｻﾌﾞﾘｵさん» サブリオさん。コメントありがとうございます！もっと書きたいことはあったのですが、力が足りず…(笑)ここまでご愛読いただき本当にありがとうございました！ (2022年3月9日 23時) (レス) id: e28f50cbf3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ととこ | 作成日時：2021年12月31日 8時
