五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】

水風船 ページ10

私は今日、猛烈に悪いいたずらをします……



この冬の寒い日に水遊びをしてやる！



五条先生に当てる→先生が濡れる→カイロ渡す→私の優しさに気づく→結婚



完璧な作戦よ。



バケツに大量の水風船を入れながら五条先生を探す


「あれ、Aじゃん」


名前を呼ばれて振り返ると虎杖がいた。


「？何そのバケツ」


「虎杖………覚悟しろ！！！」


ニヤリと笑って思いっきり水風船を投げつける


水風船は虎杖の足元に落ちて破裂した。


「おわっ！つんめた！」


「あっはっは！馬鹿め！！」


「こんのやろ、それよこせ！」


虎杖がダッシュで追いかけてくるのを全力で逃げる


普通に逃げても追いつかれるだけだ


…よし、やるか


バケツから水風船をとって後ろに投げる


「うわ！くっそ！A！」


パンっ、パンッと弾ける音がした


「あはははは！！」


曲がり角を曲がると、遠くに2つの後ろ姿が見えた


多分釘崎と伏黒だ。よく見えないけど。


「くっぎさきぃぃぃ！！覚悟しろぉぉ！！！」


そう叫び、水風船を３つ投げた


私の声に反応して2つの後ろ姿が振り向いた


一つはやはり釘崎、そしてもう一つは…………え、学長先生？


「や、やばい！よけてよけて！！！」



そんな私の声も虚しく、水風船は学長の顔面に直撃。その後ポトリと落ちて破裂した


「A……………来い」


…やってもうた…、


その日は学長のせいで五条先生までたどり着けなかった


釘崎と虎杖が爆笑してたのは言うまでもない


〈水風船、失敗！〉

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