分かった ページ48
「もう大丈夫。お家に帰れるよ」
「ありがとう、おじさん。おねえちゃん」
「おっ、おじ………まだ僕おにいさんね？」
少年二人は嬉しそうに五条さんについて行っていた。
「ｷｯ､キキキキ」
上空から強い気配を感じた。まだ残っていたのか。その呪霊は大きな腕を振り上げて、私達に迫ってきた
すかさず払う五条先生
しかし、呪霊の腕は建物を破壊していた。
ガラッと、建物の破片が崩れ落ちる。
大きな破片が少年二人と私の上に落ちてきた。
「！」
咄嗟に少年に手を伸ばす。しかし到底間に合わない。
頭を覆い、しゃがみ込んだ。
ドンッ、と背中に強い衝撃。血が流れるのが分かる。
意識が遠のく。
「(少年は…？)」
少年二人は、五条先生に守られていた。
ぎゅ、と抱きかかえられる二人。
それを見て、安心すると共にさっきよりも強い衝撃を受けた
…当たり前だ
術師が非術師を助けるのは。
今回の任務の目的でもある。
私も術師、だから自分で何とかしなければいけなかったのだ。
当たり前。そう自分に強く言い聞かせる。
…でも心のどこかで期待していた
五条先生は、私を助けてくれるって。
私を優先してくれるって。
そんなわけないのにね。
分かったよ。
私の中で何かがプツン、と切れた
そしてそのまま意識を手放した。
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白瀬 - 続編希望です、、！！ (2021年12月31日 18時) (
レス) @page50 id: 489b6ba190 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - 読きがめちゃ気になる‼︎楽しみにしてます！ (2021年12月31日 0時) (レス) @page45 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 良ければ夢主が意識不明の重体だったらが見たいです…… (2021年12月31日 0時) (レス) id: 1a3576844a (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾌﾞﾘｵ(プロフ) - ひゃあああああ！！好きです！！！！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page43 id: bf050ca47a (このIDを非表示/違反報告)
じんぎすかん - 大好きですぅぅ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 4ef28d026c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ととこ | 作成日時：2021年12月25日 0時
