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侵入 ページ44

部屋に戻って、お風呂に入り寝る準備を済ませた


お茶を飲みながらゆっくりとさっきのことを考える


…よく考えたら腹立ってきたな


人の告白を何だと思ってんだ


私が「好き」って二文字を言うためにどれだけ頑張ったと…!


それを「いたずら」だなんて、あの野郎


……………やるか?やっちゃうか?


今は夜中の3時くらい


新田ちゃんはもちろん寝ている。


先生もきっと寝てるはず。先生は不用心だから、部屋の鍵は開いている。


キィ、と小さな音とともに扉を開けた




「(おじゃましまあす)」




部屋は真っ暗



やはり先生は寝ている
 


…なんだか変質者になった気分



でも先生がわるいんだよ、信じてくんないから。



そーーっと忍び足で、先生の側まで来た



もぞもぞとうつ伏せで這うように布団の中に潜り込む。




「っわ!」


「誰だ」




そう言われた瞬間、さっきまで隣りにいた五条先生は、私の上になった。

とん、とひっくり返されて、さっきまでうつ伏せだったはずなのにいつの間にか仰向けにされていた。


手を頭の上で抑えつけられる。身動きが出来ない。




「っ、先生!私!私だから!」


「………A?」




寝ぼけているのか、暗くて見えないからなのか、先生は私に顔を近づけてじーーーっと凝視した




「………なんだ、夢か」


「!」




五条先生はそう言って、ぽすん、と眠ってしまった。


…つまり今、私の上に五条先生が覆い被さっている状況だ


やばい、これはやばい


主に私が。


重いしドキドキするしでどうにかなりそうだ




「…せんせ、五条先生、」




とんとん、と背中を軽く叩く。先生はうーん、と言いながら私の背中に手を回した。そのまますりすりと頬ずりしてくる。




「(うぐふっ、……や、やばい)」




本当にしぬ、私が。




「五条先生!」


「………なに……………また夢…?」


「ちっがう!現実、ちょっと起きてください!」




パチパチと頬を軽く叩く。先生はやっと起きたようだ。




「………現実?……………えっ、何で、A…!?」



「…へへ、ちょっとお話したくて来ちゃいました」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
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白瀬 - 続編希望です、、!! (2021年12月31日 18時) (レス) @page50 id: 489b6ba190 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - 読きがめちゃ気になる‼︎楽しみにしてます! (2021年12月31日 0時) (レス) @page45 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 良ければ夢主が意識不明の重体だったらが見たいです…… (2021年12月31日 0時) (レス) id: 1a3576844a (このIDを非表示/違反報告)
サブリオ(プロフ) - ひゃあああああ!!好きです!!!! (2021年12月30日 21時) (レス) @page43 id: bf050ca47a (このIDを非表示/違反報告)
じんぎすかん - 大好きですぅぅ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 4ef28d026c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ととこ | 作成日時:2021年12月25日 0時

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