五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】

目隠しすり替える ページ34

毎日五条先生のあとを追いかけている私でも、五条先生が眠っているのはほんの数回しか見たことがない。


近づいたらすぐに起きるし。


私は知っている。


先生は眠るとき、いつもつけている目隠しを外すのだ


その目隠しは適当なところにポイッ、と投げ捨てられている


今日はそれを狙います


五条先生がつけている目隠しと同じタイプの目隠し


違うのは、絵が書いていること。


パーティーグッズによくある、変な目が描かれている


今日用意したのは漫画みたいなキラッキラした目



「ふふふ、よく寝てますな」



遠くから先生が寝ているのを確認する。


先生の目隠しは、私と先生のちょうど中間地点あたりに落ちている。


起こさないように、そーーっと近づき、すり替えた。



「(よしっ、成功！)」



ダッシュで離れる


私がここで見ていたら何か企んでいるのがバレてしまうので、先に教室に戻っていよう


ーーーー


「おっ、皆揃ってるじゃん。やっほー」



暫くして現れたのは、五条先生


………あのキラッキラの目隠しをつけて



「ご、五条先生…！？」


「ぶははははっ！！何よソレww」


「…………ふはっ」


「あはっ、あはははは！！やった！成功だ！」



「え、何。何で皆笑ってんの！？」



誰も何が起きているか教えなかったため、五条先生は一日中あの目隠しだった


…次の日めっちゃ怒られたけど


〈目隠しすり替える、成功！〉

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