五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】

無視する ページ33

ひじょーーーに心苦しいが、今日は五条先生を徹底的に無視します



先生にも休息は必要だ


最近私が付きまとうせいでずっと迷惑かけてるし、たまにはゆっくりさせてあげたい


明日からはガンガン行くけどね



…と、そういうわけで朝から先生を無視しようとしているのだが、一向に会わない


よく考えたら、いつも私が先生を追いかけているからあんなに会えるわけで、普通に過ごしていたら先生とはあまり会わないのだ。


会えないのなら無視のしようがない…


わざわざ会いに行って無視するのも変だしな


そんなことを考えながらぼーっと歩いていると、向こう側から五条先生が歩いてきた。



「！ごじょ………」



五条先生を呼びそうになり、慌てて口を抑えた


習慣って怖いね



「………」




先生を見ると、話しかけそうになるので、視線を落として見ないようにした



「………ふぅ……もう行ったかな…？」



…どうにかやり過ごした


無視するってこんなしんどいの！？


ほっと胸を撫で下ろして振り向く



「どわぁっ！！！」




そこにはドアップの五条先生が。行ったんじゃなかったんかい




「なんか変だよ」


「し、心臓止まるかと思いましたよ！！！」




…あっ喋っちゃった


五条先生は私を見て首を傾げている




「あ、変なのはいつも通りか」


「ちょっと五条先生！」




先生は謎に納得して、頷きながら行ってしまった。


くそっ、私は無視も満足に出来ないのか………！


愛が強すぎんだねきっと。


〈無視する、失敗！〉

目隠しすり替える→←ローラーシューズ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す