五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】

ローラーシューズ ページ32

今日のいたずらは大変だった



以前持って帰ってしまった先生の靴


これを数週間かけて改造したのが、このローラーシューズ


見た目は普通の靴と全くいっしょ。


ここが一番苦労した。見た目でバレたら履いてくれないだろうし。



早速先生の靴とすり替える。



…いや待てよ。そういえば安全確認してないな



先生に怪我でもされたらたまったもんじゃない



「お？いいじゃん」


靴を履き、壁を支えに立ち上がる


「なんか楽しいなこれ」


気分は光GEN○I


頭の中で歌を歌いながらすい〜っと滑る


「うわっ」



…以外に難しい


ゆっくり進むことはできるが、少しスピードを出すと転びそうになる



「よーし、やるか…！」



ゆっくりしか滑れないのは悔しいので、一度全力ダッシュをしてみる


私はできる！テレビで見たスケート選手をイメージするんだ…！


足に力を入れて、地面を蹴る。



「…！走れてるじゃん私天才？」



ガチャン、と妙な音がした。私の目の前へ飛んでいったのは、靴のローラーの一つ



「おっ、おっ、おわぁぁぁ！！！」



ドシンっっ、と思いっきり尻もちをつく。

ぜったいおしりわれたわ


背後から冷ややかな視線を感じた。振り返ると五条先生がいた。


「………何やってんの？」


〈ローラーシューズ、失敗！〉

無視する→←私の部屋

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す