五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】 (ページ27)

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スマートに振る舞うページ27

あー、可愛い

私の目の前にはケーキを頬張る五条先生

　

「これうんまいよ。A食べないの？」

もぐもぐと頬張る姿はまるでリスのよう。

どうして二人でカフェにいるのか。

それは任務が早く終わったから！

私と釘崎がペアで、五条先生が引率だったから音速で終わらせたのだ

お迎えが来るまで、先生がごほうびに連れていってあげると言ったのだ。

何故か釘崎はどこかに行ってしまったけど。

ま、そういうわけで私と五条先生はカフェで二人きり！

幸せなひと時である。

今日のいたずらは一味違う(もはやいたずらでもないけど)

「僕トイレ〜」

もりもり凄い勢いで食べていた先生がトイレに立った

…今だ

ささっと席を立ってレジへ行く

「お会計お願いします」

「4200円になります」

「うっ、は、はい……」

思ってたより高いが、五条先生の食べてるときの幸せそうな顔が見れたと思ったら安いものだ

支払いを終えて席に戻ってお茶を飲みながら先生を待つ

「お待たせ。………なにドヤ顔してんの？」

「えっドヤ顔してました？」

「うん」

「ふふふ、さあ時間です。出ましょうか。支払いはもう済んでるので。」

五条先生の背中を押しながらドヤ顔で言う

先生は驚いた顔をした

「えっお会計してくれたの？」

「まあ？五条先生と過ごせた時間がプライスレスっていうか？」

「四級術師の安月給で？」

「うるさい！」

なんっで一言多いかな〜

ぶつくさ文句を言いながら店を出る

「スマートだったでしょ？先生、惚れた？」

「Aにしてはやるじゃん。ありがとね」

「！……は、はい…」

どうせ躱されると思っていたから、ストレートにお礼を言われて驚いた

…惚れた？の部分はスルーされたけど。

「今度は僕が奢るよ」

「………え？今度……？」

〈スマートに振る舞う、成功！〉