一緒の車に乗る ページ16
「なんでそんな端寄ってんの?」
「……端っこが好きなんです」
…どうしよう、心臓止まりそう
今日は学長の命で、五条先生の任務を見学することになった
それはいい。先生強いし、かっこいいし。
困るのは移動の時だ
車なんて、ほぼ密室に二人きり(+補助監督さん)なのに…!
自分から近寄る点にはなにも問題ない
…でも、でもさ。これは違うねんて
五条先生は助手席に座ると思ってたのに、何故か後ろの座席、私の隣に座ったのだ
「ねえA〜」
「…何ですか」
「もっとこっち来な。狭いでしょ」
「い、いいです。ぜんぜん。ここで」
「馬鹿。シートベルトはちゃんとしないと」
…そう言われると戻るしかない。座り直してシートベルトを止めた。
うん、近いな。
無だ。無になろう。
目を閉じて深呼吸をする。
「っわ、」
その瞬間、車が大きくカーブした。思わず五条先生のほうに体が倒れる。
「大丈夫?」
「は、はい……」
五条先生の手が私の肩にふれた。心臓が大きく脈打つ。
…どうか先生に聞こえてませんように。
それから顔の熱が冷めるまで、私は窓の外を見ていた。
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白瀬 - 続編希望です、、!! (2021年12月31日 18時) (レス) @page50 id: 489b6ba190 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - 読きがめちゃ気になる‼︎楽しみにしてます! (2021年12月31日 0時) (レス) @page45 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 良ければ夢主が意識不明の重体だったらが見たいです…… (2021年12月31日 0時) (レス) id: 1a3576844a (このIDを非表示/違反報告)
サブリオ(プロフ) - ひゃあああああ!!好きです!!!! (2021年12月30日 21時) (レス) @page43 id: bf050ca47a (このIDを非表示/違反報告)
じんぎすかん - 大好きですぅぅ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 4ef28d026c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ととこ | 作成日時:2021年12月25日 0時