お迎えに行く ページ15
「伊地知さん、一生のお願いです!!!」
困ったように眉を下げる伊地知さん
「私が怒られるんですって…!」
それは本当に申し訳ない
でもどうしても先生のお迎えに行きたいんだ
「お疲れ様」と言って差し入れを渡した日にはきっと先生は私のことを好きになるだろう
うん。絶対。
「お願いします!!」
「駄目です」
…でも伊地知さんは頑なに拒む。そりゃ怒ったら怖いけどさ。伊地知さんのケチ。
「………ならここで待ってます」
ぷう、と頬を膨らませてその場に座った。伊地知さんは困ったように笑った
「すぐ帰ってきますよ。暖かくして待っててください」
そう言って私にカイロをくれた。
……伊地知さん……!!!
数十分後、先生を乗せた車が戻ってきた。
ガチャリと扉が開いて先生がおりてくる。
「五条先生!」
「…!A、」
「任務お疲れ様です。あの、これ」
そう言って差し入れを渡した。五条先生は何故か驚いた顔をしている。
「あと伊地知さんに、これ。」
伊地知さんにはさっき急いで買ってきたあったかいブラックコーヒーを渡した。
「いつもありがとうございます。じゃあね!」
そう言って急いで部屋に戻った。思いの外帰ってくるのが遅かったので、もうご飯の時間になってしまったのだ。
早く行かないと虎杖に食いつくされる…!
…ていうかもはやいたずらでもないよね
〈お迎え、成功(?)〉
・
・
・
〜伊地知said〜
Aさんの後ろ姿を見送った後、五条さんが口を開いた
「伊地知、それ寄こせ」
指を指したのは私が持っているブラックコーヒー
「えっ、これは私が貰った「うるさい」あっ」
「お前の物は〜?僕の物〜!」
「ええ………」
そう言って五条さんは先に行ってしまった。なんて人だ。
「………ブラック、飲めないくせに」
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白瀬 - 続編希望です、、!! (2021年12月31日 18時) (レス) @page50 id: 489b6ba190 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - 読きがめちゃ気になる‼︎楽しみにしてます! (2021年12月31日 0時) (レス) @page45 id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 良ければ夢主が意識不明の重体だったらが見たいです…… (2021年12月31日 0時) (レス) id: 1a3576844a (このIDを非表示/違反報告)
サブリオ(プロフ) - ひゃあああああ!!好きです!!!! (2021年12月30日 21時) (レス) @page43 id: bf050ca47a (このIDを非表示/違反報告)
じんぎすかん - 大好きですぅぅ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 4ef28d026c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ととこ | 作成日時:2021年12月25日 0時