五条先生にする〇〇個のいたずら【五条悟】

看病 ページ11

水風船をぶつけた次の日、私は何をしているかというと、



「A、水ーー」



「はぁい……」



虎杖の看病をしています



やっぱり寒い日に水遊びは良くないんだなぁ、なんて思いながら水を運ぶ



本当は虎杖の看病なんてしたくもない。私を待つ五条先生が寂しがっているに違いないのに。




「……なんで私がこんな事……………風邪とか引く人間じゃないでしょ……」




ぶつくさと文句を言いながら虎杖の布団の近くに座る




「元はと言えばAじゃん」


「まーね」




虎杖の看病は私の意思ではなく、学長の指示だ


反省しろ。とのこと。


虎杖は熱はなく、体が怠いと言っていた。まあ念の為の看病。


虎杖は寝てしまったので、ぼーっと部屋の中を眺める。


コンコンコン、とドアを叩く音がした




「はーい」




ガチャリと扉を開ける



「悠仁ー、体調は、……ってA？」



「ご、ご、五条先生！！！」



「なんで悠仁の部屋に、………あ、へぇ〜〜。そういう？」



「いや、ちがっ」



「いや青春だねぇ。いいんじゃない？高校生らしくて」



うんうんと一人で納得したように頷く先生にイラッとくる


あんなにアピールしてるのにまだ伝わってないのか




「私が好きなのは先生だって言ってんじゃんか馬鹿！」




そう叫んで扉を閉めた


…もっといたずらしなきゃ分かんないみたいね

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