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30話 安室side ページ32

コナン君に許可をもらい、部屋のベットに皇子を寝かせる。 先程では頭も回っていたようだが今はただ、ベットでうなされているだけだ。

しかし、そのあまりにも尋常じゃない苦しみように眉を潜める。 ただの風邪にしては重すぎる。 救急車を呼んでもいいレベルだ。

いかに、他国の、ヴィルジーニの国の皇子とて。 もしこれで死んでしまえば元も子もないだろうに。

しかし、カルファンさんに事情を聞こうにも本気で心配をし、焦り取り乱していてコナン君が下の事務室で対応してるから聞けない。

「っ……ゲホッゲホッ……うっ」

!? 口から血を? 急いで近くにあったティシュで拭おうとしたがその瞬間に手を払われてしまう。

[誰です]

向こうの言葉になっていたからなんて言っているのかは流石に僕でも分からないけど、だけれど何となく警戒をされているのは分かる。

と言っても、片目を何とか開けているくらいだが。

仕方がない。 カルファンさんに全てを頼むことにしましょう。 しかし国の問題になりうるから一度公安に戻ってここら辺の警戒を調整する必要がありそうだ。

――と思い、(キビス)を返した途端に洋服を掴まれる。 ボソボソと言っていて余計に察しにくかったが行くな、という事だろう。

人は弱っている時は甘えたくなると聞いた事がある。 仕方がない。

[ケホッケホッ……カルファンを楽にさせたいです]

今度は何かを言いながら涙をポロポロと流し出す。 今回も払われると思って手を近付けたが先程で本当に体力を使い切ったらしい。

大人しく、されるがままに血と涙を拭き取らせてくれる。

そして拭き取った血に違和感を覚えた。 なんだこれは? 何かが混入しているのか? いかにもへんな色の何かまで付着をしていた。

まだ服を掴まれては居たが、嫌に汗が額を伝って来た事もあり急いで離し、公安の研究室に急ぐ事にした。

そのティシュをハンカチに包んだまま。

普通の病院でも良いかもしれないが、念の為に、だ。

「あくまでも憶測だがあの国は皇家に実験か何かをしているのか」

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←29話 ちまちまと何年もかけてるから、書き方? の変化に訂正しようか迷ってます



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ノルゼリイ(プロフ) - 咲夜さん» すみません! 勘違いしていたようで、、訂正しました! (2020年1月7日 20時) (レス) id: 8f5d447aaf (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 蘭ちゃんのクラスはB組です (2020年1月7日 20時) (レス) id: 88e0418332 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴ子(プロフ) - イラスト載せてくれたんだ(*≧∀≦*) ありがとー!!更新頑張ってね! (2019年9月29日 15時) (レス) id: 2441a2e2ab (このIDを非表示/違反報告)
ノルゼリイ(プロフ) - 零さん» 本当に嬉しいです。返信が遅くなったのは少し訳ありです……すいません。とても暖かくて嬉しの一言に尽きます。これからも不定期で遅いですがどうかよろしくお願いします。 (2019年5月31日 16時) (レス) id: 8f5d447aaf (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!主人公もいいですし、これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年4月5日 10時) (レス) id: 09905f0f4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プルポリー x他1人 | 作成日時:2018年2月28日 21時

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