記憶 ページ41
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ゆらゆらと白い光が揺れる。
あれ…ここは、どこやろか。
遠くの方から声が聞こえる…。
………ん？
なんや？
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錦「 ヤス！！ 」
安「 ……ん、？」
錦「 やっと起きたわ… 」
村「 ぐっすり寝とったな(笑) 」
安「 ……あれ？ここ…。あ、しぶやん。」
渋「 目、開けたらお前おってビックリするわ」
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…………あ。
俺、あのまま
しぶやんのベットでふて寝してしまったんか。
朝やん、もう。
病室にはマネージャー含め
メンバー全員がベッドの周りにいた。
……….あれ？
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安「 マルは？」
大「 連絡なし。寝てるんちゃう？」
安「そうか… 」
村「 大丈夫なんか？すばる 」
横「大丈夫ではないやろ(笑)。病院おんねんから」
マネ「 でも命に別状がなくて良かったです」
横「 ま、そやな 」
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みんながニコニコと安堵の表情を浮かべる中、
たった1人だけ浮かない表情…。
というか、はてなマークを浮かべる人。
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渋「 ……なぁ、何で俺ここにおるん 」
安「 ……。」
渋「 まぁ、腹に痛みがあるからさっき見たけど
これってどういうことなん？」
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スラスリとお腹をさするしぶやん。
一時的な記憶障害なのか、
それとも洗脳に関わってくるのか。
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錦「 ……覚えてないん？」
渋「 ……よく分からん」
村「 分からんって？」
渋「 全部夢にも感じるし、現実にも感じるし
……なんやよう分からんねん。」
大「 ……。」
安「 ………ええんちゃう。思い出さんくても」
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思ったことをそのまま口にしてしまうのは
俺の悪い癖や。
案の定みんなが驚いた顔でこっちを見てる。
でもほんまのことやん。
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村「 ヤス、お前は何を言うて…」
安「 ええやん。もう。別に必要な記憶じゃないで。
しかもこんなん覚えてない方がしぶやんの為や」
渋「 そんなん俺が嫌やで、ヤス 」
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小さい体をゆっくりと持ち上げ
座り直したしぶやん。
目が合う瞳は、
奥の方まで吸い込まれそうなほどの圧があった。
するとその時、思わぬ来客が来た。
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作者名：ふーさん。 | 作成日時：2017年4月12日 22時
