電話の声 ページ35
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安「 ……そうですね。渋谷の彼女だと思います」
医者「 ああ！そうですか。
それは同行できませんよね。
まだ世間にはバレてないと思いますが…」
いつどんな時でも週刊誌は近くにいる。
そう言いたいのやろか。
今はそんな問題どうでもええねんけどね。
安「 いえ、僕らは彼女やと思ってないんで」
医者「 はい？」
安「いえ…。ありがとうございました。
また明日も来ると思います。
渋谷の事、よろしくお願いします。」
先生に一礼して、みんなのところに戻った。
このことを話すべきなのか。
自ら確認するべきなのか。
いろんなことを考えていたら、
みんなの声なんて一切聞こえなかった。
マネ「 安田さん！」
安「……え？ 」
錦「 大丈夫か？」
安「え？あ、ごめんごめん。どうしたん」
村「 警察の方が来るって。事情説明やろうな。
んで俺らは仕事あるから…」
安「あ、俺受けるで。」
マネ「いやもうこんな時間ですし、私が…」
安「何も知らんやろ？しぶやんのこと。」
錦「 じゃあ俺も行くで」
安「いや亮は、ドラマの撮影あるやん。
平気やから俺。
それに聞きたいことあるし刑事さんに。」
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どうせこのまま帰ったって寝られるわけないねん。
'' お前平気かぁ？ '' と心配してくれる信ちゃん。
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安「平気やって。」
俺は、笑顔で答えた。
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作者名：ふーさん。 | 作成日時：2017年4月12日 22時
