知らん人 ページ24
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なんでそんなに優しく笑うん……？
何を思って笑顔なん……？
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村「 ちょ、ちょっと待て。
すばるお前、辞めるってなにを」
渋「 アホかお前。そんなもん分かるやろ 」
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あかん…………、涙止まらへん……。
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渋「 どんだけ泣くねん(笑) 」
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なんで笑うんよ……。
なんで笑えるん…？
全然一致せーへん。
ひとまわりもふた回りも
上の方で話してる気がする。
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絶対に理解できないような、そんな感じ。
大「 辞めんでも彼女の側におれるやんか」
背後から低い声で聞こえた大倉の声。
いたって冷静な声だった。
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渋「 いやだからそれがアカンねん」
大「 なにが？なにがアカンの 」
渋「 だからそれは関係ないってことやん 」
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全く答えが出ない。
渋谷んの口から出る言葉は、
「 辞める 」 と 「 関係ない 」 。
そればかり。
まるで言葉を吹き込まれたロボットみたいに。
笑顔が作られているように。
違和感しか感じないこの空気感に。
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誰よりも関ジャニを愛してる
…………こんなんしぶやんちゃう。
知らん人や。
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作者名：ふーさん。 | 作成日時：2017年4月12日 22時
