隆二side ページ31
『おはよーございまーす。』
やっと楽屋まで到着。
早く来たはずなのにもうみんないる。
『早くない?』
臣「お前がおせえんだよ。」
えっ、と思って時計をみたら、
俺、こんなに時間かけてきたの?
臣「てか隆二大丈夫?」
『なにが?』
臣「顔色よくねえけど。」
『あーほんと?二日酔い二日酔い。』
臣「あーそうなの。」
健「しんどそうやんけ、ほんとに大丈夫なん?」
『全然大丈夫大丈夫。』
ほんとは、めっちゃしんどいけど、
口に出したらほんとにやばくなりそうだから。
臣「熱、測ったら?」
『それだけは無理!』
臣「はっ?」
『いや、ねえから。感覚的に。』
熱なんて測ったらメンタル的にやられんだろ。
ぜってえ無理。
臣「お前熱あんだろ、でこよこせ。」
『でこよこせってなんだよ、こええよ。』
手を伸ばしてくる臣から逃げようとすると、
やっぱり思うように動かない体。
臣「マジで大丈夫じゃねえだろ今日。」
ふらついた体は倒れるまではいかなかった。
『まあ………しんどいけど。』
ほら、一気にだるい。
しんどいとか言うもんじゃねえな。
臣「早く、でこ。」
抵抗するのもだるくなってきて、そのまま臣におでこに手をやられた。
臣「あちいって。マジで。」
『わーわー』
臣「えっなにしてんの。頭までやられた?」
『ちっげえよ、熱あるとか言われんと余計だりいだろ。』
健「なに隆二やっぱ熱あるん?」
臣「あー、絶対これは、」
『ないから!!絶対に!!』
健「測ってみればわかるやんけ、ほら。」
『なんで持ってんの、てかもうだるいからいいよ。』
健「だるいからいいよってなんやねん。笑」
結局無理やり体温計を挟まれて…
818人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:renka | 作成日時:2017年6月5日 23時