あなたside ページ12
心地よい洋楽の流れる車内。
隆二に服を選んでもらって車に移動した。
都内からは少し離れた場所に行くんだとか。
「んじゃ出発しまーす。」
臣くんの運転。助手席にはアイリ。
後ろには私と隆二。
『窓開けていい？』
ア「あたしもー！」
窓全開にすると車内にはすがすがしい風。
もう春だね。
臣「音楽全然きこえねえよ！( 笑 )」
ア「誰もきいてねえよ！」
相変わらず微笑ましい２人。
隆「ハックション！」
『大丈夫？』
隆「花粉やばい。」
あっそうだ隆二花粉症だったんだ。
全開だった窓を閉めて私とアイリのリクエストで三代目の曲を流した。
臣「恥ずいから洋楽に戻そうよ。なあ隆二？」
隆「Aもアイリちゃんも洋楽やだってー」
「『やだーー』」
臣「しょーがねえな。」
照れながらも音量のダイアルを大に回した。
しばらくツアーの話とかアイリんちのお風呂の水が冷たかったとか他愛もない話をしながら車に揺られていた。
『ねえ見て！海！』
窓の外に見えた青い海。
海なんて初めて来た。
臣「もうすぐ着くよ。」
隆「海入りたいねー。」
臣「寒いだろバカじゃねえの。」
へへへと笑う隆二。
私も入りたかった。
車を置いて浜辺に走った。
臣隆「転ばないようにねー！」
『「はーーーい！」』
はしゃぐ私達の後ろから歩いてくる隆二と臣くん。
…絵になる( 笑 )
『ねえアイリ、貝拾おうよ！』
「ピンクのかわいいの探そ！」
しばらく探していると時刻はもうお昼になる。
お腹すいたなあ。
臣隆「ごはん、いこ？」
ナイスタイミング！
臣「この近くに美味しいタラコパスタのお店があるんだけど、Aちゃんタラコへーき？」
『だいすき！』
臣「アイリはへーきだよな。」
ア「もちろん。」
隆「んじゃ早く行こ！お腹すいた！」
そう言って自然と繋がれた右手。
好きな人と手を繋ぐことがこんなにもドキドキして幸せなものなんだと隆二はいつも気づかせてくれる。
ギュッと握り返すと振り返って微笑む隆二。
好きだなあ。
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あっちゃん - すごく面白いです。早く続き読みたいです。続きお願いいたします｡ (2017年4月21日 12時) (
レス) id: 65b93a23fb (このIDを非表示/違反報告)
夏帆 - いつも最高です！頑張ってくださいね☆ (2017年4月12日 22時) (レス) id: 7e22799114 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 唯奈さん» ありがとうございます！ (2017年4月10日 15時) (レス) id: 243cb3a6ae (このIDを非表示/違反報告)
唯奈 - さいこう！！ これからも頑張ってください！ (2017年4月8日 15時) (レス) id: 49efd5744d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：renka | 作成日時：2017年4月8日 0時
