とある妖狐の話 (ページ5)

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その日は突然…… ページ5

～前回までのあらすじ～
とある集落の屋敷で紅狐が産まれました。
10年後紅狐は学問所に通うようになる。そこで、付き添い人登場！こんなもんかなー？続きどぞー！
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「とりあえず夕飯にしましょう。」
「はーい。」
「「いただきます」」
「「ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊｸ」」
～数十分後～
「「ご馳走さまでした」」
「後片付けしてくるから､紅狐は寝る準備をしてなさい。後､歯磨きも忘れずにね。」
「はーい。」
～また数十分後～
「そろそろ寝ましょうか。」
「ねぇお母さん」
「どうかした？」
「どうしてこの集落は狐を嫌うの？」
「……」
母親は回答に困っていた。紅狐に事実を教えるか､それとも本当のことは伏せ誤魔化すか。もし､事実を教えたら紅狐は自分のことを責めるかもしれない等の考えが頭を駆け巡る。
「お母さん大丈夫？」
紅狐が心配している。これ以上心配させないようにしなきゃいけないのに考えがまとまらない!!どうする私！…………事実を話そう。
「紅狐､なぜこの集落は狐が嫌いかわ分かる？」
「分からない。」
【冒頭部分を話す】
「…そうなんだ。大昔にそんなことがあったなんて…」
「えぇそうよ。」
「……」
「もうこんな話はおしまい！」
「もう眠いでしょ！早く寝ましょうか。」
「うん。」
「それじゃおやすみなさい」
「おやすみ」

～深夜～
「何やら騒がしいわね。居間に行って見ようかしら。」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
「!!貴方達達は何者なの？」
「俺達は狐が居るかどうか調べてるんですよ。」
「そう､でも許可なしに調べるのはどうかと思うわ。」
「しかも…………」
「?」
「鍵を開けて入っている。」
「それがどうした？」
「まぁ無自覚！？人ならば責任を自覚するべきなのに！」
「責任がどうであれそれは俺達の勝手だろ!!」
「何故そう思うのかしら？」
「っ！それは……」
「狐がいるかどうかの調査はウソなのでしょう？もし調査するなら家主に許可を得ることがじょu「黙れ!!都合のいい御託並べやがって!!俺はそういう奴が嫌いなんだよ！」
「お前なんか○んでしまえ！」ﾋﾞｭﾝ
「っ！暴力ですか。そちらがその気ならばこちらも手加減は出来ませんね。」ﾄﾞｶﾞﾝ
「っ！妖術だと！」
「こいつは妖狐だ！容赦するな！かかれー!!」
「「「「「うおーーーーー!!」」」」」
「(一気にスピードが上がった！？これじゃあ隙がないわね。屋敷が崩壊せずに戦える方法は……)」