十日目 ページ10
久しぶりにみんなとやったな、、、
『楽しかったぁ』
ふはっ、僕いま口角上がってるかも
｢A、入るわよ｣
『、、、、、うん』
｢勉強は進んでる？そのヘッドホンは何に使っているの？？｣
『今日の分は終わらせたよ。
｢そう、、なら良かったわ。そのテキスト簡単だった？｣
『うん、10分も掛からずに解けたよ』
｢なら今度新しいの買ってくるわね、今日でそれは終わったでしょうし新しいの買ってくるから明日は復習してなさい。｣
『わかった。』
｢私が着替え終わったらまた来るからそれまでに
『、、はい。』
ﾊﾞﾀﾝｯ
ﾊﾟﾀﾝｯﾊﾟﾀﾝｯ
『っ、、、、、はぁぁぁぁ』ｸﾗｯ
立ちくらみか、、、今日はボコボコかな、
せっかく気分が高揚してたんだけど、、、、
一瞬で氷点下まで落ちたな、、、
『ﾊﾟﾁﾝｯふぅ、、切り替えないと』
このままじゃ、、
殺される
動きやすい服に着替えて準備をする
｢準備は出来たわね？行くわよ｣
『、、、はい』
階段を降りて一階
マットレスの一部を退かしてパッチを開ければ更に地下がある。
父がいた時は作られてなかったけど、離婚させられてからは開き直ったかのようにこういうのを作り始めた
みんなには言ってなかったよね、両親が離婚した理由。
それは、お父さんがあいつの
結果大喧嘩した翌日に離婚届を出して終わった。
あいつは兄貴よりも優秀だった僕をどうしても手放したくなかったようだった
でもお父さんだって譲らなかった。自分の子供にやらせたくないって。
僕は家族を引き裂きたいわけじゃない。でも兄貴と家族を選ぶのなら、僕は兄貴を守ることの方が優先順位が高かった。
僕がお父さんに着いて行ったら兄貴がアレをやらされることになる。
僕とずっと一緒に居てくれた兄貴が今の僕みたいになるのは嫌だった。
だから、だから僕は
｢さっさと入りなさい。自分からこの道を選んだのでしょう。強くなるために、あなたのために必要なことなんだから｣
＿＿＿＿＿＿＿自ら
『はい。』
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作者名：わたあめ | 作成日時：2023年3月1日 0時
