十六日目 ページ16
Aside
『くぁっ、、、よく寝た、、、』
ps｢そりゃーよかった｣
『ﾋﾞｯｸｩｩｩ、、ペ神、、先生？』
ps｢ペ神でいいよwおはよう、今は11時40分でちょうど四限目が始まるところだよ｣
『うわっ、ホントによく寝た、、、』
ps｢君はよく寝た方がいいよw見た感じ寝不足みたいだしね｣
『、、、、、ペ神て以外にしっかり保健医なんだ、、』
ps｢失礼だな〜wこう見えてしっかりやってるよwだからこそ、、｣
『、？』
ps｢教えて欲しいかな、、その痣については｣
『え、、、、、、、、、、、変態？』
ps｢違うから！君の服は一切脱がしてないからね！？袖だけだから！！｣
『ふはっwわかってるよ、袖が捲れてるだけだし、何より僕のこと恋愛対象として見てないでしょ？』
ps｢へぇ！よくわかったね、そうだよ俺は男性が恋愛対象なんだ。残念ながら女性にはそこまで興味ない｣
『いいね、キッパリしてて、僕はペ神のこと結構好きだよ』ｽｯ
ps｢マスクの下の姿を見せるのが好意的な印なのかな？喜ばしい限りだねw｣
『脱線したから話戻すけど、これのことだよね、、、』
そう言って僕は両腕のフードの袖を捲った
さすがにこの量は気持ち悪いって思われるかな、笑
僕がフードを着ている理由のひとつはこの量の傷跡や痣、手型を隠すためなんだ
もうひとつはただ単にフードが好きだからなんだけどね
ps｢とりあえず、、それは処置して包帯巻いちゃおっか｣
『え、、、、ペ神引かないの？』
ps｢引く以前の問題でしょ、こんな傷跡この歳から残して治んなかったらどうすんのって結構怒ってるかな｣
『、、、、、、、、ふへっ、ペ神てホント変だよな、兄さんにそっくり』
ps｢えぇ〜あいつと一緒〜？それはちょっとー、、｣
『ふはっ何、兄さんと反りが合わないの？』
ps｢そーゆーのじゃないけどさ〜、、、なんか嫌だよね｣
『ふはっw、おもしろ、いつか伝えてあげよ』
ps｢あ、ちょっと動かないでよー｣
『ん、りょーかい』
人と話しててこんな面白いって思ったのは久々だな
nakamuたちとはまた違う面白さがあって、話すのに飽きない
話しながらしてくれる処置も優しくて落ち着いていて上手で、
ペ神の心みたいだなって、らしくもないことを思った
そして、もしかしたら、”助けて”って言ってみたら、
ホントに助けてくれそうで、ペ神の優しさに縋りそうで怖くなる
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作者名：わたあめ | 作成日時：2023年3月1日 0時
