【ヒロアカ】ツインズストーリー。【ホークス】 (ページ3)

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昔の約束ページ3

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「俺がAを守るからね！約束！」

『！うん！』

小さい頃に交わした、子供らしい約束。

でもさ、啓悟

『助けて、啓悟、っ！』

「っ________…」

私、守りきれてないじゃん。

____

________

____________

久しぶりに思い出した、啓悟との約束。

『っ____…くそ、』

胸くそ悪くて、髪をガシガシと掻いた。

小指と小指を絡め、歌って笑いあったあの頃が

…一番私らしくいられたような気がする。

そんなことを考えながら、コスチュームに腕を通す。

髪に合わせたジャケットと短パン、黒いインナー、手袋。

最後に少し水色がかったゴーグルをかけ、姿見を見た。

啓悟と似た黄土色の髪は高く縛られていて、目は写真の中にいる幼い啓悟と全く同じ。

服装も、顔つきも、全てが啓悟と似ている。

『……なんで、こんなに似ちゃったかな』

髪を指にくるりと絡め、眉を下げて笑った。

別に啓悟と似ていてイヤだということじゃない。

むしろ嬉しい。

…だけど

『私と啓悟が家族なのが、気に入らないだけなんだ』

そんなことを呟いてから、気合いを入れるために頬をパンっと叩く。

私はヒーローだ、だから早く助けを求める人のために動かないと

「____たすけて、」

ピクっと耳が反応した。

まるで消え入るような声。

こんなに声が小さいということは、何かに埋もれてるか、死にかけか

『…行かないと』

その言葉と同時に、窓から飛び出した。