パパの攻略方法 。【 呪術廻戦 】

愛が抑えきれないようで。 ページ8

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────拝啓、親愛なるお母様。

こちらでは、桜の開花のたよりが聞かれる頃になりました。いかがお過ごしでしょうか。


私は、父との距離を縮める為に毎日奮闘しています。少しずつ近くなっていると思いたいです。




この度、私 青影Aは、小学3年生に進学したことをご報告申し上げます。


慣れない友達とのコミュニケーション、そしてクラス替えで仲のいい友達と離れてしまったことにより、ぼっち回避の為に必死です。

貴女の娘は、コミュニケーション能力の欠片さえもないようです。




さて、今日も変わらず見上げれば麗らかな空がどこまでも続いていますが、ここでハプニングが起こってしまったことを報告致します。





お母様は、「夏油傑」という人物をご存知でしょうか。


漫画「呪術廻戦」に登場する美形の最強さんであり、私の男性陣の中での最推しでもあります。

総合的な最推しは家入さん、2推しは冥冥さんです。




この世界が「呪術廻戦」の世界であるため、お母様は知らないとは思いますが…


何故そんなことを聞くかなんて、察しのいい貴女ならもう気づいていることでしょう。




何度も執拗いでしょうが、報告します。

私、青影Aは、







────「夏油傑」が目の前で座り込み泣いていることを、報告致します。







まぁ落ち着け。落ち着いて整理するんだ。まず私は家から学校に帰るところだった。そこで夏油傑でしゃがんでる公園を見つけたのだ。アレなんか可笑しいぞ



まぁでもこの世界で見るなら実質公式からの共有みたいなもんだよな！(？)

推しの泣き顔には興味あるし、いやありまくりだしなんならショタ姿も拝みたい綺麗であろう生足をぺろ(強制終了)





取り敢えず、ここで推しを放っておく訳にはいかない。


そう判断した私は一歩踏み出した───が、足が言うことを聞いてくれなかった。

ヤベェよ最推し。遠くでも分かる可愛ええよ最推し。アルティメットキュートすぎないか最推し。(IQ3)





『(勇気を出せ私！！「大丈夫？」って聞くだけの単純な作業だぞ！！！動゛け゛よ゛足゛！！！！(必死))』



「…あの」

『すっぺらピッちょんッッッ(死亡)』

「え？」




推しに話しかけられた衝撃と嬉しさで、全力で膝から崩れ落ちた。ごめんよ怯えさせるつもりはなかったんだ。





『ご、ごごごめんね…、ど、ど、どうしたの？(震え声)』

「…(頭)大丈夫？」

『大丈夫チーズ蒸しパンは無事だよ…、』

「何言ってるの？？」

砂糖をはちみつでコトコト煮詰めて→←「娘をなめんなよってこと。」

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