最早ストーカー ページ9
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今朝、家の前にて。
「…よォ。早よ準備しろ、学校行くぞ」
『えっ私住所言ったっけ？？』
何故かいたかっちゃん。
朝の教室。
「A。コレ、クッキー。昨日、Aのために作った。」
『なんで赤い？？てか鉄くせぇ』
なんか手作りのクッキー渡してきた轟焦凍。
休み時間には。
「A、昼飯。」
『えっ作ってきてくれたの？？ありがと〜、流石かっちゃん！いいお嫁さんになるねぇ』
弁当を渡してきたかっちゃん。
これまた休み時間には。
「そろそろ喉乾いた頃だと思って」
『ナイスタイミングなんだけどちょっと怖いかな！！』
轟焦凍が見計らってお茶を渡してきたと思ったら、なんか唾液いれてる。
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『私の平穏な学校生活返せ！！！！』
机をだんっと叩き、本日の心からの叫びを言う。
そしたら心操に叩かれた。
いってぇ。
『なに、何叩くんだよ心操！！私のこの国宝の頭を！！』
「…相変わらず惑星さんはうるさいね」
まだ一ヶ月しか一緒にいないお前に言われたくないわ。
そう言いたげに睨むと、「はいはい、すみませんでした」と肩を竦める。
でも私はまだ言い足りない。
叫びたい。
彼奴の怖さを叫びたい。
沢山息を吸い、少し心に隙間を作ったあと、溜まったそれらを全部吐き出した。
『マジで彼奴怖いっ！！！なんなのあれ！？何食べさせようとしてんの彼奴！？かっちゃんのご飯は相変わらず美味しゅうございましたありがとうございますっ！！！』
「…わかってると思うけど惑星さん、ここ教室だから」
少し蔑む心操に『わかってるよ！！』と叫ぶ。
「それと、」と付け加える心操に目を向けた。
「…そんなに言うならさ、俺から言おうか。惑星さんが迷惑してるって」
『それはやめて』
そんなことしたら私のカースト落ちる。
絶対に「彼奴さ、生意気すぎない？」って言われる。
また、陰口をコソコソ言われる。
…それだけは、どうしてもイヤだ。
そんな負のオーラを感じてか、心操は目を伏せたあと、ため息をつく。
「…ま、惑星さんがそんなに言うならやめたげる」
『えっ神かよ。心操パイセンあざっす！マジ感謝っす！！』
心操を拝むと、そんな私がおかしかったのかくすりと笑う。
その笑みは、とても幸せそうに見えた。
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すやや - とても面白かったです!更新待ってますよ!!応援しています!! (2020年4月30日 21時) (
レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
イケメンになりたい。(プロフ) - ミムさん» わああ、ありがとうございます！轟くんの小説は初めてだったので、そう言ってもらえて幸いです！応援ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年2月16日 20時) (レス) id: 14fa556edd (このIDを非表示/違反報告)
ミム - すごく面白いです!応援してます! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1979fc8c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。 | 作成日時：2020年2月12日 21時
