誰のモノ？ ページ8
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「だから、失せてくれ。」
「…あ"？」
かっちゃんがあからさまに機嫌を悪くする。
そんなに悪い子だったっけキミ。
あの天使なかっちゃんはどこ行ったのさー
「…お前、いまなんつった」
「失せてくれ」
「違ぇ！！その前だよ！！！！」
「…？俺のモノになる予定なんだから」
そんな可笑しい会話を微笑ましく眺める。
いやぁ、あんなに私以外につんつんしてたかっちゃんがまぁるくなって…。(感動)
口端をピクピクと引き攣らせ、ヴィランのような笑みを浮かべていた。
「俺のモノになる予定だァ…？ふざけんな、こいつはもう既に俺のなんだよ」
「じゃあ寝取る」
寝取る。
その発言に笑顔のまま固まった。
寝取る…？？ねとる…？？ネトル？？
…獣だわこいつ！！やだ！！助けて心操！！…てか心操どこ？？？？
「Aは、こいつのモノなんか。」
心操を探している私に不安そうに眉を下げ、そう問うかっちゃん。
俺にもう、飽きたんか。
そう言いたげな横顔が寂しそうだった。
何があったのさ、かっちゃん。
何が、君をそうさせた。
『…違うよ？私はずっとかっちゃんの味方だって約束したもん。ねー』
そう否定すると、明らかに安心し再び轟焦凍に牙を向ける。
それがかっちゃんらしい…けども。
『私はずっと女の子一筋なんですけどね！！』
その堂々とした叫びが廊下に響く。
かっちゃんは私を見て、「はぁ！？！？」と怒鳴った。
「いやてめぇ、そこはかっちゃん一筋って言うところだろうがアホ！！！」
『はぁ！？！？かっちゃんのおバカ！！女の子のあの可愛さを見ろ！？！？私にはない！！！！可愛さを！！！！』
「っお前、前から言ってんだろ！！そこら辺の女よりお前の方がよっぽどいいって！！！」
『そうかいありがとうね！！！！照れる！！！！でもね、違うんだよ！！！！』
相変わらずわかってないなかっちゃんは！！！
いいかい？？？可愛い女の子＝可愛いなんだよ。
可愛い女の子＝平凡じゃないんだよ。
分かるかい？？あんだーすたん？
『てかなんでうちにフルの話し！？そこは男同士の話し合いでしょ？？ほら話し合って話し合って。私はそのうちに帰』
「「させねぇに決まってんだろ」」
腕を二人に掴まれ、逃げられない状態。
んんんん助けて心操！！！
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すやや - とても面白かったです!更新待ってますよ!!応援しています!! (2020年4月30日 21時) (
レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
イケメンになりたい。(プロフ) - ミムさん» わああ、ありがとうございます！轟くんの小説は初めてだったので、そう言ってもらえて幸いです！応援ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年2月16日 20時) (レス) id: 14fa556edd (このIDを非表示/違反報告)
ミム - すごく面白いです!応援してます! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1979fc8c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。 | 作成日時：2020年2月12日 21時
