普通科の同級生 ページ5
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クラスに帰るや否や、質問攻め。
どうやらもうあのことが広まっているらしい。
「聞いたよA！あのイケメンから告白されたんでしょ！？流石は
「遂にイケメンがイケメンを堕としたか！」
「よっ、美魔女！！」
『見え透いた嘘はやめてよ〜。』
「「「あ、バレた？？」」」
『そこで息を揃えるアホがいる？笑』
仲がいい陽キャグループを適当にあしらい、席に着く。
隣の席の心操は、顔を伏せながらも、目線だけ動かして私を見ているのに気づいた。
それに『…何か用？』と頬杖をつく。
しばらく黙っていたかと思うと、やっと口を開いた。
「…惑星さんはさ、轟焦凍のこと好きなの。」
『…君は相変わらず面白い冗談を言うね』
そう微笑み、家から持ってきたお茶を煽るように飲む。
…不味い。
粉の分量を間違えたかね…？？
『私があのイケメンの轟くんを好き、ねぇ。どう考えてもないでしょ。大体好きだとしても私とアイツとは容姿の差が大きすぎる。自分から身を引くよ。』
「…じゃあ、ガチで好きじゃないんだ」
『凡々容姿は否定しないのね、かなちぃ。……まぁ、当たり前でしょ。君はイケメンとこの凡々容姿が釣り合うと思うの？』
自分で言っていて少し悲しくなってきた。
はぁ、とため息をつきまたお茶に口をつける。
『苦い』と呟いた時、静かにドアが開く。
その先には、相澤先生が髪を掻きながら立っていた。
「おい、惑星。お前また遅刻か。これで何回目だと思ってるんだ？しかも今日は昼に来やがって。少しは反省しろよ、お前頭いいんだから」
『ごめんね相澤先生、私はずうっと机に向かうより寝ている方が好きなんだよね』
「てめぇ巫山戯んなよ」
『巫山戯てないよ』
ふっと笑うと、深く、重くため息をつく。
心中察するよ。
そう心の中で相澤先生を思い、手をパンっと叩く。
『さ、今日はなんの罰ゲームかな？
いつも通り反省文？夜遅くまで先生の手伝い？それともプリント？』
目を輝かせ言うと、「…お前、飽きないよな」と苦々しく再びため息をつく。
『先生の仕事を増やすこと？うん、飽きないよ。私はＳっ気が強いからさぁ』
「…反省文25」
『いつもより多めだね』
罰ゲームを言い渡されたところで、チャイムが鳴る。
昼休みが終わるらしい。
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すやや - とても面白かったです!更新待ってますよ!!応援しています!! (2020年4月30日 21時) (
レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
イケメンになりたい。(プロフ) - ミムさん» わああ、ありがとうございます！轟くんの小説は初めてだったので、そう言ってもらえて幸いです！応援ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年2月16日 20時) (レス) id: 14fa556edd (このIDを非表示/違反報告)
ミム - すごく面白いです!応援してます! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1979fc8c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。 | 作成日時：2020年2月12日 21時
