ファーストキス狙われてます。 (ページ16)

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なんで、こうなった
さっき、購買部に一人で行った
そこまではいい。
だが、その後だ
購買部を出て屋上でご飯を食べようとしたら
深澤先輩に捕まって空き教室に連れてこられた。

「あの、離してくれませんか？」

しかも先から何も喋らず
ずっと僕の腕を握ってる。
正直に言うが痛い。

「深澤先輩？聞いてま______？！」

聞いてますかという前に押し倒された。
そして、キスされた。
僕初めてだったのに………
ありえない……最低先輩がこんなことする人だったなんて信じられない。

「ちょっ！！？深澤先輩！！！」

僕の上に覆いかぶさった深澤先輩をどかそうとしてもビクともしない。
僕でも流石にこの空気は、まずいというのがわかる。
今すぐ逃げろって頭の中でサイレンがなってる。
でも、逃げれない。
逃げようとしてるのに、先輩が逃がさないというよに僕の足の間に自分の足を忍ばせてくる。

深澤「ねぇ？Aちゃん」

名前を呼ばれ深澤先輩を方を見ると獲物の狙う獣のような目をしていた。
いつも、おちゃらけるあの先輩の目とは違う
男の人の目をしてる

「な……何ですか？」

深澤「何で、俺から逃げようとするの？」

「そ……それは」

深澤「それは？」

唇が振れるギリギリのところで先輩は顔を近付けてきた

「いつもと違う先輩が怖くて……」

やばい、泣きそう

「いつもの優しい先輩じゃなくて怖くて逃げようとしちゃいました。」